縄文論

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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861829307

作品紹介・あらすじ

芸術の起源にして社会の起源に立ち還り、人間の思考と表現のあり方を相対化しつつ新たな創造と思索の地平を切り拓く!
人間の思考と存在の起源!

『縄文論』として一冊にまとめられたこの書物は、人間にとって原型的な存在の在り方、原型的な思考の在り方、原型的な表現の在り方を問うたものである。人間の根源、そのはじまりの場所を問うた書物である。同時に、それは「私」というこの固有の存在の起源、そのはじまりの場所を問うた書物ともなった。
なぜわれわれはこのように在り、このように思考し、このように表現しているのか。おそらく、そうした巨大過ぎる問いに、明瞭な答えなど出せるはずはない。しかし、そうであるがゆえに、あるいは、そうであるからこそ、人間は問うことやめることができないのだ。狭義の批評とは、そして広義の表現とは、そのような営為であったはずだ。
(「はじまりの場所へ――『縄文論』序」より)

感想・レビュー・書評

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  • どちらかというと評論。岡本太郎推しなんだが、何となく母万能論って、女性からはしんどいよね、がひょいひょいと浮かんでは消えしながら読んでいた。なんかやりにくいんだよねえ。

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著者プロフィール

1967年東京生まれ。文芸評論家、多摩美術大学図書館情報センター長、美術学部教授。出版社勤務を経て、2002年「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作、2006年『神々の闘争 折口信夫論』で芸術選奨新人賞を受賞。2009年『光の曼陀羅 日本文学論』で大江健三郎賞と伊藤整文学賞を受賞。2015年『折口信夫』でサントリー学芸賞と角川財団学芸賞を受賞。その他の著書に、『大拙』『熊楠 生命と霊性』『縄文論』など、翻訳書に井筒俊彦『言語と呪術』(監訳・解説、慶應義塾大学出版会)がある。

「2023年 『井筒俊彦 起源の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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