ヴォロディミル・ゼレンスキー: 喜劇役者から司令官になった男

  • 作品社
3.83
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861829529

作品紹介・あらすじ

なぜ「危機」に立ち向かえるのか?
第一級ジャーナリストがその半生をさぐる。
膨大なインタビューと現地取材によって、オモテとウラの全てを明らかにする初の本格評伝。
フランス、イタリア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、エストニア、ルーマニア……各国で続々刊行。全欧注目の書!

喜劇役者から一夜にして戦争司令官へと変貌した男の生涯をフランス人ジャーナリストが徹底取材。これまでの彼自身の発言、従来の報道、研究者やジャーナリスト、与野党政治家および彼を直接知る人々への取材を通じてその人物像を明らかにする。独立以来のウクライナの政治状況、プーチンの「歴史修正主義」、国内におけるロシア語話者の存在など、ロシアによる侵攻の背景を広範に解説。ゼレンスキーという人物を通じて、今回の侵攻を取り巻く問題を包括的に知ることができる必読の一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ウクライナの大統領になったコメディアン。ウォロディミル・ゼレンスキーはどのようにして“物語”を支配したか? | GQ JAPAN
    https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220301-story-of-zelensky

    ヴォロディミル・ゼレンスキー – 第三次世界大戦を起こそうとした男 | Alzhacker
    https://alzhacker.com/volodymyr-zelensky-the-man-intent-on-creating-world-war-iii/

    ヴォロディミル・ゼレンスキー ギャラガー・フェンウィック(著/文) - 作品社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784861829529

    -------------------------
    猫には何が真実か判りませんが、一刻も早くウクライナ、ロシアの真っ当な人々に平穏な日々が戻るよう希っています。

    蛇足ながら一つ言えるコトは、シー・ジンピン、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン、シンゾー・アベ。長く醜く政権の座に居座っている輩は碌でもない。それだけは確か!

  • 副題にも「喜劇役者から司令官になった男」とある通り、2022年2月24日にゼンレンスキーが突然全く筋違いのものに豹変したかのようにいう風潮があるけれど、「喜劇役者」こそ頭がいいというか、勘が良くないとこなせないものだと思う。役者と司令官(もしくは政治家)では、ベクトルは違えど、ベースになるような地力と反射神経を共有しているんだと思う。
    しかしこの戦争は、ゼレンスキーだから逃げずに留まっているとも言えるし、ゼレンスキーだからプーチンに拳を振り下ろさせてしまったんじゃないかという気がする。この本を読むとゼレンスキーがただ単にポピュラリティだけで選挙に勝ったのではなく、そのポピュラリティを得るためにも綿密に計算していることがわかる。プーチンにしてみれば、脅してもすかしても思いどおりにならない、しかも未知の手法を用いる人間が隣国の大統領になるのは不気味だったのかもしれない。

  • 登録番号:0141904、請求記号:289.3/Z2

  • 2023年3月号

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

(Gallagher Fenwick)フランスの国際ニュース放送局「France 24」の元英語版編集長。シニアレポーターとして数多くの紛争取材を経験。2010年から2015年にはエルサレム特派員として活躍した。

「2022年 『ヴォロディミル・ゼレンスキー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

尾澤和幸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×