- Amazon.co.jp ・マンガ (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862254931
感想・レビュー・書評
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風雅なご隠居さんが、訪問者に一話ずつ物語を語ってもらい、
百本ある伽羅の線香で九十九まで数えよう……と、百物語を趣向する。
九十九話集めて、最後に残った一本の線香は無事を祈るために立てるという。
----------(ここまで上巻レビューに同じ)----------
下巻は五十三話から九十九話まで。
自分の気のせいかもしれないが、こちらの巻には、ところどころ、
内田百閒の掌篇に似た不気味さが感じられる。
……気のせいかもしれないけれど。
二次元の女に惚れ、一緒に年を取りたいという男の話=
六十五話「絵の中の女」が一番気持ち悪かった。
いや、いい意味で(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おとないさんの話がお気に入りです。
あの妖を常としている景色が最高です。 -
なんかアレになってる感じがするンだけどね!!
でも読んぢゃふンだよ!
諸作品ちゃンと、化生物怪魑魅魍魎よりにンげンが怖いんだよ!!なンか、生きてるのがアレを物理的にやッつけるのもあるしね!!てふか「縦横無尽に走り回る」アレは若干可愛いぞ!!
そんな訳で、冷やし飴出てこないか、お相ばンしたい豆腐はこれくらゐの本でないとね!! -
上巻と同じく、江戸の風情にどっぷりと浸かりながら、日本の怪談独特の背筋がひんやりとするような恐怖を味わう事ができます。
装丁にも、妖怪物、怪談物としての情趣が感じられ、本棚に並んでいる状態でも素敵です。