- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862464248
作品紹介・あらすじ
世界中のアーティストに多大な影響を与えてきたゴットフリード・バメス氏による美術解剖学書の完全版。はじめての日本語訳。
1964年に初版が出版されて以来、世界中のアーティストに多大な影響を与えてきた美術解剖学書の決定版、「Die Gestalt des Menschen(人の形)」のはじめての日本語訳です。
1200点を超える図版!
豊富なビジュアル資料で人体の仕組みを知り、作品に生かす方法を探ります。
*事実を分かりやすく伝える図版
*知識と実技の関係を確認する学生による作例
*個性ある生体を観察するポイントを知る写真
*美術による表現を学ぶ美術作品の例など
美術解剖学の歴史、およびその成果が美術表現に与えた影響を探る章にはじまり、プロポーション、姿勢と運動、可塑的な構成要素といったトピックで、全身をどのような観点をもって観察すればよいかの理解を深めます。
5章以降は、下肢、体幹、上肢、頭部と全身の骨と筋について、まんべんなく学びます。
現代の美術解剖学の基礎を築き、発展させ、自ら教鞭をとってきたバメス氏の教えから、人体の解剖学的構成を詳しく知ると同時に、その知識を美術として生かす方法を学ぶことができます。
本書は「Die Gestalt des Menschen. Lehr- und Handbuch der Kuenstleranatomie」(Christophorus Verlag GmbH & Co. KG)の日本語訳です。
感想・レビュー・書評
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高い、文字も多い、平易な言葉では書かれていない……という点に目を瞑れば最高の本だと思う。美術解剖学の本は往々にして、骨と筋肉の解説は詳しいものの皮膚の上から見た時のイメージを掴みにくい本が多い。バメスの図解はそうしたイメージの差を埋めてくれる。
本書同様にバメスの翻訳本である『定本 基本の人体デッサン』と比較すると、使われているバメスの図版は共通しているが本書の方が数は多く、絵だけでなく人物写真(裸体)も掲載されている。また、『定本』では骨や筋肉の名前にふりがなが振られていないのに対して本書にはふりがながある。安価に手に入る『定本』を読んでみてから、気に入ったら本書の購入を検討しても良いかもしれない。