切り絵の下絵集

著者 :
  • 東方出版
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862491008

作品紹介・あらすじ

独自の手法と丹念な手仕事で、常に新しい切り絵の世界を追求する久保修の作品が下絵集になりました。
切り絵の初心者から講師まで、習熟の度合いに応じて活用出来る下絵を素材別に約140点収録(「花」「植
物、昆虫」「食材、料理」「風景」「その他」)。巻頭に参考作品8点をカラーで掲載。巻末に「切り絵の
作り方」を付し、必要な道具や材料、切り方などを図入りで解説。◉好評4刷◉

感想・レビュー・書評

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  • 作者・久保さんの、この本とは別に発行されている画集の作品の下絵を中心にまとめたもの。下絵だけでなくラフやスケッチ・デッサンなどもちょいちょい収録されているので、ラフ段階から下絵の線を選んでいくいい勉強になります。この方は細かい線から力強い線まで幅が広くてみててわくわくします。画集も見たいなぁ。

  • 和風のものが殆どだけど、中にいくつか強く惹かれる作品が。
    平面のはずなのに、奥行きや空間を感じる構図がたくさんあって、素敵。

  • 切り絵をしている友達から、面白いよとすすめられて興味を持っていた切り絵。
    いきなり難易度の高いことがしたい自分としては、この下絵集はやり甲斐がある作品が多くて楽しかった。
    本を借りた日にカッターボードと黒神を購入し、消しゴムはんこで普段使っているデザインナイフで切っていった。のめりこむあまり、右手の人差し指が現在腱鞘炎に。

    切り絵は、白黒の二色だけで奥行きを出すことも可能で、一重に下絵の巧みさで作品を左右するように思う。
    気の利いた絵がかけない私としては、素晴らしい下絵で切り絵を堪能させてもらった気分。ただ切っただけなのに、凄いことをした気分にしてくれる。達成感満載の一著。

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著者プロフィール

1951年山口県美祢市生まれ。大学の建築科在学中に切り絵に出合い、スペイン
遊学などを経て独自の切り絵の世界を切り開く。テーマにより、パステルやア
クリル絵の具、砂、布、和紙など、様々な材料を取り入れ、従来の切り絵のイ
メージを一新する。
日本国内のみならず、ニューヨーク、ロシアで展覧会を開催。文化庁文化交流
使に指名され、2009年12月よりNYを拠点に活動。’10年からは国際交流基金事
業で、スペイン・ポルトガル・フィリピン・ウクライナ・イラン・キューバな
どでも展覧会やワークショップ・レクチュアなどを行う。その他、年賀はがき、
切手(隅田川花火・深川八幡祭・天神祭)、商品パッケージのデザインも担当
するなど多方面で活躍中。’19年山口県文化功労賞、文化庁長官表彰を受賞。
主な著書に、『切り絵の下絵集』『切り絵のポストカード』(東方出版)、
『紙のジャポニズム・切り絵—久保修画集1・2』(土屋書店)、『あなたも
アーティスト 誰でもできるはじめての切り絵』(NHK出版)など、多数。

「2021年 『切り絵全集 久保修古希記念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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