- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862551641
作品紹介・あらすじ
どんな相手でもボールは回せる。試合中に遠藤が見ている世界とは?ついに明かされる天才プレーメーカーの"頭脳"。サッカーを究める思考法。
感想・レビュー・書評
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サッカー選手の本を読もうと考えたとき、
元日本代表の遠藤選手の本は外せないでしょう…、
という良く分からない勘が働いたので、読んでみました。
この本はちょっと古いのですが、
それでも遠藤選手の思想や価値観に振れることができる
面白い本です。
遠藤選手なりのオリジナリティを感じることができますし、
一つ一つの考えにしっかりとしたロジックで裏付けされている点が
サッカー素人の自分にはちょうど良かったです。
おそらくこの本が出たのが、
2014年のブラジルW杯の前くらいのタイミングで、
遠藤選手自身も脂がのり切っているくらいの時期。
その頃の考えや思想に触れることができる貴重な本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・読書時間:3時間半くらい
遠藤保仁選手は、現役時代憧れていた選手です。コロコロPKを何回練習したことか。
遠藤選手は、ピッチ上の自分以外の「21人」が見えると言います。見えるからこそ、「そこにこのタイミングで出すの?」というプレーが出来るのです。
A代表デビュー戦の久保建英選手は「まさか」と思わせるプレーが多かった選手の一人でした。さりげなくやっているプレーのひとつひとつに意味があります。
サッカーは頭を使ってプレーします。ただ、ほんの数秒で判断しないと相手にボールを取られてしまうスポーツです。場面によっては、1秒もないくらいで判断しないといけない場面もあります。
このような短い時間でどのように判断しているのか、遠藤選手には何が見えているのか、どのようなサッカーをやりたいのか、が分かる本です。 -
169 20140620
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読んでみて分かる遠藤の頭の中と見えている世界。試合でのスタンスとか読んでいて納得。
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遠藤が書いた本と違ってインタビュアーという第三者を挟むことによって、より遠藤の人間性を見ることができて面白かった。思ってた以上にヤットスタイルは凝り固まっていた。こんなに凝り固まっているのにずっと同じチームでやっている不思議。ある程度自由にやらさせてもらってるのかな?
思考は完全にバルサイズム。いいタイミングにレシャックと出会えたんだな。
小学生の頃から周りの景色を捉える訓練をしていたとは驚きだ。それを自分で考えて行動してるのもまたすごい。
パスカットを読んで行動を変えられる上手い選手が誰なのか気になりますwずっと意識して見てたら気づくかなぁ?
サッカーだけでなく日常生活にも生かせそうな考え方があって参考になった。 -
レシャックか。
シャビの本の日本版まえがきで「日本人にはイマジネーションが足りない。」っていうレシャックの言葉が引用されていたのを思い出した、それはフリューゲルス時代に行ったパス回しの練習にルーツがあったってことかな。 -
ザックジャパンの心臓と呼ばれる遠藤選手のサッカーへの見方、考え方などを、評論家の西部氏がインタビューをして構成した本。
プロになった時のレシャックとの出会い、G大阪での選手としての成長を経ながら、試合の見方、技術の磨き方、日本代表としての戦術論等がわかりやすく書いてある。
ちょっと量が足りないとも思うが、遠藤ならではの能力が分かって楽しかった。ただし、ブラジルW杯前に読むべきだったと思う。終わってからだと、意気込みの結果が分かってしまっているので、現実は厳しいことがわかる。 -
いわゆるイーグル・アイってやつですね。
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もっと深いプレーのレベルまで踏み込んだ本かと思った。インタビュー本と思って読むと納得できる内容。