トレイルランナー ヤマケンは笑う。 僕が170kmの過酷な山道を“笑顔”で走る理由
- カンゼン (2015年7月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862553126
感想・レビュー・書評
-
プロトレイルランナーになった山本健一の自伝的な本。
幼い頃から教師時代までにどのようなことを思いながら過ごしてきたかをつらつら。
とても自然体な方、一度ヤマケンプロデュースのイベントに参加してみたいです。
・痛みは体を制御するストッパー。でも、筋肉痛程度であれば走って何の問題もない
・疲労が溜まっているなと感じたら、軽めに抑えて、疲労を抜くことに専念する
・リラックスするためには、欲をなくしていく必要がある(これ難しいよね。。)
・お酒、コーヒー、甘いものはやめた(これは無理w)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
睡魔に襲われたら、たったまま目を閉じて7秒数える。7秒睡眠。
エイドステーションで何を話そうか考えながら走る。
山岳部で15キロのおもりを持って走る。
痛いと思いながら走ると痛みをこらえた走りになる。痛いと思わずに走ると身体が痛みに反応する。
お酒をやめると筋肉の弾力性や回復性が変わる。
カフェインを摂らないと感覚が鋭敏になる。
風景に後押しされる。風景が励ましていると感じる。 -
校正されてない感が気になる
雑誌の記事レベル -
トレイルランナー、ヤマケンの言葉は修験道で悟った仏教者のようだ。
欲を捨てる。他人と争わない。今の自分を受け入れる。周りの全てに感謝する。やはり険しい山を170kmも走るとなると人知を超えた世界を覗いてしまうのかもしれない。
高校教師をしながら家族を養い、趣味と自分の能力の限界を極めるというシンプルイズベストな生き方。
楽しむ。心の底から。それ故の底抜けの笑顔は誰の心にも美しく映える。
アスリートの文章はいい。
簡潔で素直で頭にスーッと入ってくる。シンプルに生きたい時に。迷った時に。胸に刻む。 -
自分は、ここまで練習しているランナーでもないし、こんなに早く走れるわけでもない(彼の100マイルでの平均スピードは私の平地でのスピードよりも速い)。でも、走る気持ちという部分では共通のモノがあるような気がする。順位なんて気にしない(自分はまず、気にする順位でもないが)、走ることが楽しく笑顔(苦しい時は苦しい顔をしてしまうが基本的にへらへら)などレベルは段違いだが気持ち的に通じるのではと思う。今月は、走れていないので、ちょっとでも走るモチベーションにでもなれば・・・