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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862555496
作品紹介・あらすじ
戦国~幕末の乱世を生きた武士たちが自らの戒め、一族繁栄など様々な理由で作った“家訓”を章ごとにテーマを設け、解説していく。
感想・レビュー・書評
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友人選び、学問、礼儀作法など様々な観点から、人間とはどうあるべきかを説いている。武士の家訓というタイトルから、時代錯誤な内容ばかりかなと思いきやそうではありません。あらゆる有名な書物から、現代にも通ずることを多く引き合いに出しています。節操がないとも思いますが、参考になる言葉や訓戒は多かったです。
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それぞれの言葉として響くものはとても多かった。一方で、武士の立場を考えてみると、原則として家臣と領主など絶対的な上下関係が固定化されている故に、下の者に慈悲の心を持って接するべきだと説かれている気がした。上下関係が流動的に変わる現代においてこれを重視しすぎると、本書にもあるが”信に勘ぐれば損をする”ことになってしまうのではないかとも感じた。ただ、そういう思考自体が自分自身や社会に余裕を感じていないことの表れかもしれず、少し自分のことを寂しく思った。
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