武士の家訓 生き抜くために、戦国武将が遺した究極の教え

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862555496

作品紹介・あらすじ

戦国~幕末の乱世を生きた武士たちが自らの戒め、一族繁栄など様々な理由で作った“家訓”を章ごとにテーマを設け、解説していく。

感想・レビュー・書評

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  • 友人選び、学問、礼儀作法など様々な観点から、人間とはどうあるべきかを説いている。武士の家訓というタイトルから、時代錯誤な内容ばかりかなと思いきやそうではありません。あらゆる有名な書物から、現代にも通ずることを多く引き合いに出しています。節操がないとも思いますが、参考になる言葉や訓戒は多かったです。

  • それぞれの言葉として響くものはとても多かった。一方で、武士の立場を考えてみると、原則として家臣と領主など絶対的な上下関係が固定化されている故に、下の者に慈悲の心を持って接するべきだと説かれている気がした。上下関係が流動的に変わる現代においてこれを重視しすぎると、本書にもあるが”信に勘ぐれば損をする”ことになってしまうのではないかとも感じた。ただ、そういう思考自体が自分自身や社会に余裕を感じていないことの表れかもしれず、少し自分のことを寂しく思った。

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著者プロフィール

昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経て、ソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる。『ソニー燃ゆ』『ソニーを踏み台にした男たち』などのノンフィクションから、『恐怖がたり42夜』『横濱幻想奇譚』などの小説、歴史上の人物検証『裏・義経本』や『現代語で読む野菊の墓』『「世界の大富豪」成功の法則』『広報がダメだから社長が謝罪会見をする!』など著書多数。「いつか読んでみたかった日本の名著」の現代語訳に 『五輪書』(宮本武蔵・著)、『吉田松陰「留魂録」』、『養生訓』(貝原益軒・著) 、『石田梅岩「都鄙問答」』、『葉隠』(いずれも致知出版社)、古典の現代語抄訳に『超約版 方丈記』(小社刊)がある。

「2022年 『家康の決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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