絵画の前で: 物語と詩

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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862658548

作品紹介・あらすじ

一枚の絵を前にしてヴァルザーは自由だ。時には簡潔に、時には冗長なまでに語る。またドラクロワやルノワールの絵に触発されて、詩を生み出す。散文にしろ詩にしろ、小さなものに焦点を合わせてヴァルザーの世界そのものを創り上げる。
滑脱な精神の印
ヴァルザーにとって重要なのはオリジナルの真正さや神聖さではなく、記憶の確かさや描写の正確さでもなく、自らが物語を紡ぎ出すことができる着想やインスピレーションがあるかどうかなのだ。

著者プロフィール

ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。

「2012年 『ローベルト・ヴァルザー作品集4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ローベルト・ヴァルザーの作品

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