サイレント・ニーズ――ありふれた日常に潜む巨大なビジネスチャンスを探る
- 英治出版 (2014年3月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862761774
感想・レビュー・書評
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感情の「動線」の見つけ方。観察のしかた。
通常「動線」とは、建物の中などを人が自然に動く時に通ると思われる経路のことを言います。
「感情の動線」の視点では、人が自然に動く時に何を見て何を感じて体がどのように動くのかを観察を通した経験と知識から推察します。
ノウハウ本では無いですが、「対象となる街の観察は朝が良い」とか「調査チームのつくりかた」など、人や街や社会を観察する際のポイントがちりばめられています。
如何にお客様の目線に立つことができるか、原体験が大事なことにも気づかせてくれる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
行動観察の教科書としてではなく、物の見方とことの当たり方を新しく学ぶことが出来た本である。デザインリサーチという概念も面白いと感じた。
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この本は「物の見方を変えればニーズなんてたくさんあるよ」ということを世界各国、特に発展途上国の人々の生活の現状という視点から描き出したものである。
これでもか、これでもか、と色々な例を提示されていくと、自分の視野が自分の置かれた環境により狭められているという当たり前のことに気付かされる。
大量消費・大量生産の時代には、多くの人の共通のニーズを探り出すことの方が有利であった。今はそうなっていはいない。しかし、私を含め多くの人はその段階に留まっている。
そういう意味では目からウロコ的なところがあり読んで実践するべきなのだろう。