コーポレート・エクスプローラー――新規事業の探索と組織変革をリードし、「両利きの経営」を実現する4つの原則
- 英治出版 (2023年2月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862763297
作品紹介・あらすじ
大企業にしかできないイノベーションの起こし方
なぜGEは失敗し、IBMは成功したのか?
鍵は相異なるベクトルを両立し、社内を動かすリーダーだった。
起業家とも異なるCEという存在と、その活躍に必要な条件を
世界的経営学者と実践家が体系化。
「両利きの経営」、待望の実践書!
[構成]
Part1 探索を目指す
1 社内イノベーションの利点
2 新規事業はCEが動かす
3 戦略的抱負
Part2 イノベーションの原則
4 着想―新規事業のアイデアを出す
5 育成―検証を通して学ぶ
6 量産化―新規事業のための資産を集める
Part3 両利きの組織
7 探索事業部
8 探索事業システム
9 CEのリスクと報酬
Part4 探索事業のリーダーシップ
10 探索事業を妨げる「サイレントキラー」
11 二重らせん―イノベーションと組織変革を「両立する」リーダー
12 行動する覚悟―新規事業の量産化を決断するリーダー
感想・レビュー・書評
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何かとバズワード化している「両利きの経営」ですが、
続編が出たということで読んでみました。
(正確に言えば、読まないといけないシチュエーションに追い込まれ、
止む無く読んだって感じなのですが。)
※両利きの経営
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4492534512#comment
※両利きの組織をつくる
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4862762867#comment
本のタイトルである「コーポレート・エクスプローラー」というのは、
両利きで言うところの探索サイド(新規事業)を
推進していく人のことです。
そのため、本としては新規事業側の話がメインになっています。
この本を読み進める上で、一番大切なこと。
それは、「両利きの組織をつくる」でおなじみの
加藤先生のあとがきから読み始めること、
それに尽きます。
そのルールさえ守れば、この本の概要は
掴めるんじゃないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両利きの経営の実践という言葉に嘘偽りなし。
新規事業開発を担当する1人として得るものがあったり -
スタートアップか大企業かではなく、大手企業でのイノベーション創出に向かうCE(Corporate Explorer)の役割を整理し、必要なHowについて具体論を中心に解説されている。企業事例をあげ、経営視点でどう会社で働く人たちを動かし、より価値ある会社にしていくか、全員が必死に考える仕組みを作れるかなど様々な視点のストーリーがあり印象的なメッセージが多い。
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ものすごく共感!
大阪府知事の吉村さんが、リーダーに必要なものは、判断力、決断力、実行力と、それに裏打ちされる勇気、だと言っていたけれど、それに通じるものがある。
CEに求められるのは、コア事業からの信頼と、経営陣を動かすチカラ。なかなかハードルが高い…。