- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862804242
作品紹介・あらすじ
「狂う」とは、自分でも持て余してしまうような「情熱」のことである。脱藩、密航(未遂)、度重なる入獄、弟子と絶縁。自らを「狂愚」と名乗り、破天荒に生きた吉田松陰の熱き言葉。
感想・レビュー・書評
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5、6年ほど前に購入してずっと眠っていた一冊。20代の内に読んでおけばよかった…、と悔やんでも仕方ないので今自分が出来る精一杯をやらねば
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初めて吉田松陰の本を読んだ。
世のため人のため、社会のために自分を使え。
そのために幅広い書物を読み、人の意見を聞き、自分を高めて徳の人格を持て。
という考え方は稲盛和夫の「生き方」と全く同じ。
変な自己啓発本読むくらいなら、やっぱり過去の偉人の考え方を学ぶ方が参考になる。
ただ、著者が変に吉田松陰の考えに傾倒しているのが残念。著者の解釈も必要だが、あんまり賞賛しすぎるような表現は控えて欲しかった。 -
松陰が書いた言葉そのものも載せてほしかった。やはり先人の言葉には、言霊があるのだから、原文に触れたい。原文こそ伝わるものがある。
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心とか徳とか、人間の根幹に関わる部分が、どのような目標を達成する場合にも重要になってくる。リーダー(書中では、英雄となっているが、あえて)に対して、1)欲を抑えること、2)怒りを抑えること、の工夫が必要であると説いている。1)は比較的容易であるが、2)は難しい、と感じていたようだ。なるほど。