本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862832719
感想・レビュー・書評
-
2019年3月17日読了。100頁ほどの薄い本であるが、中身も薄い。文楽三業の芸談はいくつもあるが、その中で語り伝えられるものにはならないように思う。子供の頃に文楽座で若大夫(十代目)を聞き、朝日座担ってから津大夫・寛治(先代)との語りを聞いた者からすると、息子の寛治(七代目)は、その芸において品格が劣る気がする。まあ、文楽に限らず歌舞伎でも「昔は良かった」で終わるのは重々承知しているが。ただ、ご贔屓津大夫の話が比較的多く記されているのが少し嬉しかった。反面、他の三味線・大夫・人形遣いの、芸そのものに言及するところがほとんどなかったのは、この本の価値を著しく低めている。ひょっとすると悪口三昧で本の中に取り込んで残せなかったのかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その芸が何故今そこにあるのか
知ることにより
これからの芸を生きている力となる
知らなかったら
ただそれだけのものにしかならない
全2件中 1 - 2件を表示