はじめての人文学: 文化を学ぶ,世界と繋がる

制作 : 佐藤貴史  仲松優子  村中亮夫 
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862852694

作品紹介・あらすじ

多くの学生たちが歴史,文学や,思想,社会学などを学んでいるが,これら人文学を学ぶ意義とは何か?
著者たちは講義の経験や現実問題を意識しながら,日本近現代文学,思想史,フランス近世・近代史,人類学,メディア論,地理学を通して,学生アルバイトとワークルール,アイヒマン裁判の意味,そしてフランス革命と主権,アイヌ社会と暴力,さらにAI社会の未来や,過去の津波被害と地名の関連など具体的な研究を紹介し,人文学の多彩な事例を踏まえて,文化を学び,世界と繋がる道を示す。
グローバル化が進行する中で,私たちは変化し続ける文化と不確実な世界で,既存の形が崩れてゆく液状化した時代を生きている。自らのキャリアを主体的に形成し,現代社会が直面する課題に「文化」の視点から応え,他者と共に創造的な未来を切り拓くために,文化や世界をどのように語りうるのか? 今日,人文学への期待は高まっている。
福島原発事故に象徴される,人間が生み出す技術や制度,価値を制御できない状況が広がっている。私たちが未来に向けてなすべきこと,今,それが問われている。

著者プロフィール

1976年生まれ。2006年3月、聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。思想史・宗教学専攻。聖学院大学総合研究所特任研究員をへて、現在北海学園大学人文学部英米文化学科准教授。著書に『フランツ・ローゼンツヴァイク──〈新しい思考〉の誕生』(知泉書館)、論文に「内なる衝動と外から到来する声──フランツ・ローゼンツヴァイクにおける二つの超越」(『理想』678号)、「現実性と真理──フランツ・ローゼンツヴァイクの経験論」(『宗教研究』358号)、「ユダヤ・ルネサンスの行方、ローゼンツヴァイクの挫折」(『思想』1045号)、共訳書にバルト『十九世紀のプロテスタント神学 下(第二部 歴史)』(新教出版社)、クリストファーセン/シュルゼ『アーレントとティリッヒ』(法政大学出版局)ほか。

「2013年 『導きとしてのユダヤ哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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