- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863060531
作品紹介・あらすじ
警察官僚から弁護士に転身し、企業コンプライアンスの分野で活躍しながら、犯罪被害者の支援活動に取り組んでいる著者が、加害者の権利偏重のわが国の法制度への厳しい批判と改善策を提言する。
感想・レビュー・書評
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被害者に必要な救済をせず、加害者に過剰な保護を与える現状に憤りを感じた。また被害者救済を目的とした「被害者参加」「損害賠償命令」を含む刑事訴訟法の改正に社民党、共産党、民主党が反対していることにこれらの政党は犯罪者を助け被害者をないがしろにし、国家を解体していこうとしているのではと亡国の政治家の
実態を目の当たりにした思いとなった。今の日本は悪人愛敬・善人治罰の社会になってると思う。このままでは治安は悪化の一途をたどり国民も国家の統治体制に不信を抱き、法の裁きを無視して復讐のために私刑を行なう風潮になるのではと危惧を感じずにはいられない。 -
珍しく法律関係の本に手を出してみた。
元警察官僚の弁護士である著者が、犯罪被害者よりも加害者のほうが手厚く保障されている現在の日本の法制度の現状を記しています。
加害者が刑務所内で怪我や病気をした場合の治療費はすべて税金から出ているんですね。
犯罪の被害にあう可能性は誰にでもあるわけで、「知らない」では済まされないことばかりです。 -
タイトルの通り被害者と加害者、加害者が人権を盾に闊歩する世の中、法制度のあり方を考えるためにヒントがあります。