超約版 方丈記

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863102491

作品紹介・あらすじ

◎不安に苛まれる現代人のための最高の古典。
 800年の時を越え蘇ったこの1冊が
 コロナ後を生きる現代人のものの見方を変える!

無常を自らの力にして、
天災と戦乱の世を生きた鴨長明(1155~1216)。
無常とはあきらめることではなく、
次に進むための生きる知恵でもある。
そのことに気づければ、何が起ころうと悩まず、
焦らず、不安にならずにいられる。
そしてすべてを受け入れ、強くなる。
それが未来を楽しむことにもつながる。
災害文学として知られる鴨長明の名作を、
コロナ後を生き不安に苛まれる日本人に向けて、
現代語抄訳スタイルで読み直す。

感想・レビュー・書評

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  • 超約版 方丈記 鴨長明 城島明彦訳

    一般に随筆と言われているようだが
    それ以上に報道的要素がある
    机上で済ませず
    好奇心の強い自分の足で掴み取った
    ジャーナリスチックなドキュメントである
    文章は簡潔でありながら美しく
    正確を期すことに
    心血を注いだものなのだろう
    一つ難を言えば
    訳者の問題だと思うが
    不必要な「は」をやたら導入した
    言葉使いが気になる

    世間の義理人情や駆け引きに迎合せず
    孤独を愛し自分で選んだ道を歩む
    自然の成り行きに真理を求め
    気づきを和歌に記し楽の音を好み
    物作りを楽しんで日々を過ごした
    人よしで素朴な人なのだろう

    それにしても流石に歌なのだと〜
    現文はしみじみと美しい流れだし
    そのまま読めるので楽しい

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著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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