旅がグンと楽になる7つの極意 (わたしの旅ブックス)

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863111882

感想・レビュー・書評

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  • 2018年12月読了。

    楽にするためには「旅とは◯×なものだ」とか「□△に行ったらXYを見て、YZを食べないと」みたいな思い込みから離れること、これが楽して旅を楽しむ、楽しい旅を己れのものにするために必要では。

    なにやら「則天去私」な感じだが、本来自由で楽しく生きることができそうなのに、なかなかそうはいかないのは、自縄自縛で自分の行動に制限をしてしまうからではなかろうか。
    赤ん坊は「ダメ!」と注意されたことだってしてしまうし、かつ注意されたことをしてしまった結果として自分が痛い目を見ることで自分なりに経験則を身につけていくわけだから、「効率」とか「経済的な価値」だけで何でも計ってしまうことには納得できないものがある。

    しかし世界中旅をしまくっている著者にして「自分は普通の旅人で、飛行機に乗り遅れたこともあるし、ホテルに無事にチェックインできたら安堵する」というのは、さして長旅の経験がなく、憧れだけしかない読者を安心させる。

  • 旅の中では思い通りにいかなくなることもままある。風に揺れる柳のように旅を進める。引用ではあるが、極意はこの一言に大体纏まっているように感じる。体調管理、スマホ活用など具体的なアドバイスも参考になるが、ノウハウよりは、旅歴を活かしたエッセイの中にコツが潜んでいるような内容。それはそれでバックパッカー旅の旅情に誘ってくれ興味深かった。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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