- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863112131
作品紹介・あらすじ
独身、パックス(民事連帯契約)、事実婚、離婚。
パリジェンヌたちが"結婚"を見直し始めている。
2017年、フランスの合計特殊出生率はEUで第1位。だが、生まれた子供の約60%が婚外子である。
つまり女性たちは、産んではいるが、結婚はしていないのだ。
フランスに住み、フランス人男性とパックスを結ぶ日本人女性ライターが、
現代を生きるパリジェンヌたちのリアルな結婚観、家族観をつづったエッセイ。
“世間体は気になる。それでも自分の道を進む”
パリジェンヌたちに学ぶ、多様な生き方、家族のあり方とは。
感想・レビュー・書評
-
フランスの出生率はEU1。日本よりもはるかにたかい。
しかも六割は結婚していない!
フランスのカップルは、「結婚」、
以外に「パックス」、「ユニオン・リーブル(事実婚)」の3つの形が選べることがその秘密。
でも、女性に対する結婚や出産の考え方がことなるかというといまでも日本とおそろしく一緒。
のちほど引用するが、
しかし、社会的規範とはおそろしい。
わたしも『結婚も出産もすきにすればいい個人の自由だ』と思っているのにその一方で反射的に『この人はなんで独身なんだろう』と思っちゃう。
自分にも消えない固定観念があることを理解して
いーやしらねー!!自分の人生の責任は自分でしかとれないんじゃい!の精神で生きていこうと思う。
以下引用。
まず、独身であることは個人として不完全であるとみなされることが多い。 結婚して子供をもち、 家族を作ってこそ人前だとされる社会的規範が、まだ根強く残っている。
現在でも、30歳を過ぎた未婚の女性は「ヴィエイユ・フィーユ」と呼ばれ、独身であるこ とは、何らかの欠陥があると思う人は多い。結婚することが当然と疑いもせず、その当たり 前である結婚ができないのはおかしいというわけだ。 相変わらず独身は社会の少数派とみな され、いまだに「普通ではない」存在なのだ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
“結婚”をやめたパリジェンヌたち。酒巻洋子先生の著書。フランスは先進国の中でも一番の子だくさん国。でも事実婚が多いから結婚率はとても低い。事実婚のカップルや婚外子への支援が整っていて、女性や子供の人権がきちんと守られているから、結婚していなくても事実婚でも女性が安心して子供を産んで育てられる。日本もフランスから謙虚に学んだほうがいいですよね。
-
そう簡単に自由ていうの難しい