プラハ巡覧記 風がハープを奏でるように (わたしの旅ブックス)

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863112681

作品紹介・あらすじ

「歴史」「建築」「鉄道」「食」「音楽」……
好奇心のおもむくままに、歩いて、見て、調べて、考えた、旅の記録。

歴史を感じさせる「新市街」の建築、「プラハの春」が生んだ音楽、素朴で味わい深い家庭料理。
元祖バックパッカーである著者が、チェコ・プラハに1ヵ月間滞在。
毎日街を散歩する中で出会った、プラハの多様な魅力を語りつくす。
知的好奇心を刺激する、大人のためのプラハ旅行記。

感想・レビュー・書評

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  • 写真がもっと大きいと良い.

  • 久しぶりの前川健一氏。2020年発行、2021年にBOOKOFFで購入。
    昔々のバンコク旅行記(滞在記)と変わらず、興味関心の赴くままに自由に動き、自由に書く。今回もメインではない建築や音楽の雑談が一番おもしろい。
    それにしてもプラハ行きたいな。
    3.8

  • チェコのプラハという街が大好きで、何冊かこの類の本を読んできた。一般的な観光客の目線で最近のプラハを解説してくれているところがとてもよかった。自分が行ったのはもう20年ほど前。だいぶ変わってしまった街に残念な気持ちもあり、また行きたいと思う一冊であった。

  • チェコのプラハで過ごした一ヶ月。急ぎ名所を回るのとは異なる滞在型の旅の魅力。

    このような旅行スタイルも面白い。アジア関係の著作の多い筆者。今まで行ったことのない地域、「ひと月散歩をしても飽きない飽きない街」としてプラハの他、ポーランドのワルシャワ、ハンガリーのブダペストから選択する。

    旅行の前後に実に多くの本を読み込んでいる。日本で手に入る限りのプラハに関する本を読む。それでいてプラハ滞在中はスマホは使わず、カンと地元のおしゃべりなオバチャンとの会話などの情報だけをたよりに散歩を重ねる。

    食事と建築関係に関する記述が多い。フードコートをうまく活用し、リーズナブルな食事と清潔かつ無料なトイレを利用する。

    ついつい暇がないと一回の旅にあれもこれも求めることが多い。本書のような集中した一ヶ月、その前後の資料収集も含めここまで濃厚に一つの場所に飛び込んだ旅行スタイルはなんとも新鮮に思う。そんな時間の余裕を持った旅に憧れる。

    旅先で出会ったというオーストラリア人夫婦の言葉。
    「私たち、今撮っても素晴らしい時間を生きているの。面倒をみないといけない人はもういないし、誰かに面倒をみてもらう必要はまだない。贅沢をしなければ、こうしてのんびり旅行ができるくらいのお金はある。だけど、こういう幸せな時間はそう長くは続かないのよね。だから、今、旅をひているのよ、ふたりで。」

    ちょっと変わった旅の魅力を伝える一冊でした。

  • 好奇心に赴くままに、プラハに関する文化、建築、食事、音楽を徹底的に調べて実際に現地に出向いて楽しむ。滞在型の生活に近い旅の記録。名所の類は少ないが、現地の生活感は伝わってくる。

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著者プロフィール

創価大学大学院文学研究科准教授。仏教学・生命倫理学。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学、東京大学)。
著書 『明恵の思想史的研究』(法藏館、2012年)、『明恵上人夢記訳注』(共編、勉誠出版、2015年)。

「2017年 『水子供養 商品としての儀式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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