- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863112827
作品紹介・あらすじ
ペダルこぎこぎ、目指すは沁みる一杯!
大ヒット旅行記『行かずに死ねるか!』著者・石田ゆうすけによる
ラーメンと街と人をめぐる紀行エッセイ登場!
ラーメンで感動したい。
スープの最後の一滴まで、しみじみ旨い—
そんな「お宝ラーメン」を探し求め、
自転車乗ってあっちにふらふら、こっちにふらふら。
読めばラーメンが食べたくなること必至。
笑えて泣けて、心があったまる自転車ラーメン冒険記。
感想・レビュー・書評
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ラーメン、自転車、どちらも大好きなので期待して
読み始めたら全く面白くなかった。
何冊か他の作品を読んだ時はそこそこ良かったのに詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自身、登山などのアウトドアが趣味なのだが、都内在住で奥多摩や丹沢の山に登るだけで早朝から丸1日の時間が必要だったりする。その一方、ジムやジョギングには楽しさを全く感じれず、半日エクササイズを実行する機会は皆無であった。そんな中、カロリー摂取はさておいて、本書で紹介されている街中華やラーメン屋訪問を目的とした自宅を起点とした首都圏輪行には「これだっ」って感じで即日実行したい魅力を感じた!
福寿は有名店だけど近々自転車でアプローチ決定、その他いろいろ気になった店も訪問してみようって気持ちです! -
うまいラーメン屋を巡る本ではありません。
「渋い」ラーメン屋を訪れる、いや探すとこ
ろから始まり、やっとたどり着く紀行本です。
「渋い」とは建物であったり、その店内部の
雰囲気であったりと、いわゆる意識高い系ラ
ーメン屋とは一線を画す地元に愛される店の
ことです。
しかも移動手段は自転車です。
それゆえ、あたりを付けた目的地へ行く途中
でも「渋い」建物を見つけては新たな発見と
して目を輝かせます。
旅とはこういうものだと共感します。
電車やバスなどの公共交通機関や自家用車を
利用する旅ですと、移動の道中より着いた場
所に比重が置かれてう”点の旅”になるところ、
自転車移動ですと”線の旅”になる。
たとえ近場であっても人生を楽しめる人は
こうなのだと、改めて学べる一冊です。 -
1969年生まれ、旅エッセイスト、石田ゆうすけさん「自転車お宝ラーメン紀行」、2020.12発行。都内の昔ながらの中華そばを自転車で巡る話、いいですね。都内には昭和風情の古い店がたくさんあります。BS-TBSの「町中華で飲ろうぜ」や「郷愁の街角ラーメン」でお馴染みですねw。著者は、岩手県久慈市の老舗「千草」のラーメンが一番好きで、ラーメンのお代わりをしたそうですw。永代橋の「中華そば おはる」は訪れた3ヶ月前に、日本橋「大勝軒」(昭8創業)は2ヵ月前に閉店、豪徳寺の「満来」も閉店とか、寂しいです。
笹塚の「福寿」、神田の「栄屋ミルクホール」は健在ですw。「栄屋ミルクホール」では、これ以上お客さんが増えたら大変だからと、取材を断られたそうですw。 -
普段、見ることのない景色が見える。自転車で町を走ると意外な出会いが待っていた。
今回の本は、旅エッセイストで、26歳から7年半かけて自転車で世界一周して、「行かずに死ねるか!」(実業之日本社/幻冬舎文庫)が13万部のベストセラーになった方が書いた。
読んでみて、東京にはまだ知られざるお店がたくさんあるなあと思った。ラーメン紀行とあるが、ラーメン店以外にも喫茶店も登場している。
店の歴史に人ありで、それぞれのお店と店主に個性があふれている。ラーメンのダシに「ヒトガラ」を使っているというギャグを飛ばす強面店主がいれば、話し始めると止まらなくなる店主など個性のかたまりだ。
個人経営のお店なので、後を継ぐ方がいない限り、店じまいになる。なかなか入りづらいものがあるが、行ってみたくなったなあ。