- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863134386
感想・レビュー・書評
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鉱山閉鎖や産業の衰退、交通機関の変遷、紛争、公害、自然災害などいろいろな理由で放棄された町の写真集。建設途中で放棄された都市もある。アメリカやヨーロッパにも結構あることに驚く。世界は広いのだ、ゴーストタウンはいたるところにある。失われたものの残光のような感慨を催すようなものではない、みな無残だ。絶対に行けないというより、行きたくはないなあ。
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こーいうの好き
見てるのが好き
怖いとかのイメージより、建物の美しさに飽きない
訪れてみたいという願望は無く、写真で見ていたい。
中国のニュータウンとしてマンションなど建ててたのに
開発が途中め終わってしまった町は、まるごと撮影所になるのにって思ってしまった。
遺跡とかは、ほんとそのまま残ってて欲しい
教会の跡は幻想的。
いつか長崎の島の教会とか見に行きたいなぁ -
私にとってゴーストタウンのイメージは、「かつて繁栄していた街」だったので、いきなり21世紀に造られた中国の街が次々登場したのは想定外でした。
産業の衰退とか自然災害とか戦争とか…
呪われているみたいで手を出せないとか…
一つ一つ胸にこたえました。
たくさん悲しい気持ちになりました。
この前に『世界の宮殿廃墟』を読んで
どうして軍艦島がないのかと思ったら
こちらにありました。
軍艦島はあまり悲しくなかったです。 -
世界各地に存在するゴーストタウン101か所を紹介する。
・東アジア・・・天都城、三芝UFOハウス、端島(軍艦島)等10か所
・中央アジア・・・オトラル、ドッセル、アブハジア等5か所
・インド亜大陸・・・シャハズ・マハール、ポートベレア等10か所
・中東・・・ヒジャーズ鉄道、クネイトラ、カヤキュイ等10か所
・アフリカ・・・グラン・バッサム、レイズドープ、タメルザ等10か所
・ヨーロッパ・・・ポンペイ、グッサンビル、プリピャチ等16か所
・北米・・・ドローブリッジ、ソルトンシティ、ドゥーリー等21か所
・中南米・・・プラカヨ、フォードランディア、チャイテン等9か所
・オーストラリア・・・マウント・マリガン、ウィトヌーム等8か所
・南極・・・デセプション島、サウスジョージア島の2か所
世界ゴーストタウンマップ有り。
半ページ~10ページに写真と紹介文での構成。
ゴーストタウンに廃墟。僅かだが人の住む場所もあります。
が、余程の理由がない限り、住みたいとは思えない場所ばかり。
こうなってしまった原因は様々です。
遥か古代から起きたこと・・・戦争や紛争、都市の移転、疫病、
天変地異、水問題等の環境の変化、植民地時代の名残
現代の要因・・・主要産業の衰退、無理な都市開発、環境問題
全くの廃墟に崩れかけた家々、自然が侵食する町、
人がいてもおかしくないほどにキレイな建物。
これらは、かつての住民の息遣いが感じられて、悲壮そのもの。
それ以上に、都市開発の夢が途切れたビル群は、悲惨そのもの。
なによりも、鉱山や経済等のバブル崩壊でのゴーストタウンの
規模の大きさには、驚愕するばかりでした。 -
今まで一度も国を出たことがなかったが、これを見て諸外国をめぐる旅に出てみたくなった。
メジャーな観光地をめぐるような王道ではない海外旅行をしてみたい人にオススメ。 -
廃墟は哀しかったり恐ろしかったりするのだけれど、なぜだか退廃的な美しさがある。
絶対に住めないだろうし、その地に赴くことすら困難なのだろうが、機会があれば行ってみたくなる美しさだ。
今年鬼籍に入られた先輩が、大学生の頃(30年ほど前)に苦労して軍艦島に上陸したときに、そこで撮影した写真など見せてもらった。やはり人々の消えた生活の跡は何か心に訴えるものがあった。
今では軍艦島行きのツアーもあり、手の届くゴーストタウンになったようで、隔世の感がある。
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地域も時代も様々なゴーストタウンが、現在の姿の写真に加え、繁栄と衰退の歴史とともに紹介されています。
寂寞とした風景の写真を見ながら過去に思いを馳せ、街の最盛期の姿を想像せずにいられませんでした。
退廃美にあふれた一冊でした。 -
写真が綺麗で、旅行気分を味わえました。
廃墟というと軍艦島のイメージが強かったのですが
疫病だったり、災害だったり、経済破綻だったり、戦争だったり色々な原因で起こるものなんだなぁと知れました。
現代の廃墟ばっかりかと思えばポンペイのような歴史的な廃墟も掲載されていてたくさんの種類を見ることができます。
直近の中国の廃墟は悲壮感ただようものですが、それが数百年経つと歴史的観光地になったりして、将来はわからないものだなという感想も持ちました。 -
大陸別にゴーストタウンという切り口で紹介されている。巻末に大陸別の地図があり、本の紹介場所が番号で載っているので場所は確認できる。ポンペイとかの古代遺跡はゴーストタウンといっても、なにか人がいないのが普通なのだ、という感覚なのだが、無人の近代ビル群として紹介されている中国の雲南省のクンミンのビル群は、人がいるはずなのにいない、という不気味さがある。しかし今でもそうなのかな? 実情はわからない。
表紙はウクライナのプリピャチ。チェルノブイリ原子力発電所に近接した街。発電所から30km以内で立ち入り制限区域になっている。
アメリカでもモンタナの金鉱街とかが紹介されてるが、こちらも短い時代が終わった、という感じだ。
日本からは軍艦島が載っている。
イギリスAmber Books社の「GHOST TOWNS」著者クリス・マクナブ。
2019.8.5第1刷 図書館 -
いつか行ってみたい。ロマンだな。