企業のメンタルヘルスを強化するために-「従業員支援プログラム」(EAP)の活用と実践-

  • 労働調査会
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863191631

作品紹介・あらすじ

あなたの会社では、従業員の心の不安、察知できていますか?早期対応することで、病気になる前にフォローができます。まずはEAP(従業員支援プログラム)を知って、活用してみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • 10年ほど前の本であるが、EAPがもともとはアルコール依存症で生産性が低下することに対しての予防策として発展したことや、9.11の際のケアで一気に需要が拡大したことなどの歴史的経緯について学ぶことができた。特にアメリカでは、やはり経営の視点としての生産性向上という趣旨が強い。
    また、EAPの各国の環境やビジネスについての紹介が面白かった。オーストラリアではEAPとリタイアメントプランニングを同じ事業体が行っているケースが多いというのは興味深かった。日本も今後は雇用が流動化していくにつれて、リタイアメントプランニングをはじめとするファイナンシャルプランニングはこれまで以上に複雑になる。将来への経済的な負担に関して安心することが、EAPの本来的な意義であるモチベーションアップや生産性向上に寄与すると考える。今後、うまくEAPとFPを従業員に使用させることがエンゲージメント向上には重要視されていくのではないかと感じた。

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著者プロフィール

森 晃爾(もり こうじ)
産業医科大学産業生態科学研究所教授。
1986年産業医科大学医学部卒業。
1992年〜2003年に外資系石油会社において産業医活動を実践。
2003年産業医科大学産業医実務研修センター所長に就任し、2012年から現職。
編著書に『成果の上がる健康経営の進め方』、『産業保健ハンドブック』、
『嘱託産業医のためのQ&A』、『写真で見る職場巡視のポイント』、
『はじめての嘱託産業医活動』(いずれも労働調査会発行)など多数。

「2022年 『改訂3版 働く人の健康状態の評価と就業措置・支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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