絹と十字架――長崎開港から鎖国まで

著者 :
  • 弦書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863292260

作品紹介・あらすじ

戦国時代末期の1571年、長崎開港がもたらした、西洋とのファーストコンタクトから鎖国への道の1世紀をたどる労作です。1550年前後から1650年前後の100年間は、日本と世界にとって非常に重要な時期にあたります。南蛮人(ポルトガル人)が貿易相手として活躍した時代で、西洋の絹製品と日本の銀との交易、さらにキリスト教の布教とがセットになって国内を流通しました。秀吉から徳川へ政権が移り、禁教令、鎖国令が出される中で最後の南蛮通詞(通訳)の西吉兵衛の実像も浮き彫りにします。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:210.5A/Ma85k//K

  • I イエズス会と長崎
    長崎開港
    イエズス会領長崎
    巡察使ヴァリニャーノ
    フィリピンからの宣教師
    朱印船貿易
    英・蘭の台頭
    デウス号事件
    徳川家康の禁教令

    II 禁教と迫害の嵐
    平戸イギリス商館
    元和の大殉教
    長崎奉行水野守信
    踏み絵
    長崎代官末次平蔵茂貞

    III 国を鎖す
    出島の完成
    天草島原一揆
    「鎖国」の完成
    オランダ商館の取り壊し

    IV ポルトガル特使ソウザ
    最初の出島貿易
    ポルトガル特使ソウザ
    インド副王の援助
    肥後藩家老長岡監物
    ソウザの夢
    船橋の完成
    幕府からの回答
    二代目西吉兵衛(西玄甫)

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著者プロフィール

昭和21年、長崎市生まれ。昭和44年、北九州市立大学外国語学部卒。昭和46年上京。漫画家・杉浦幸雄に認められる。主に「漫画社」を中心に仕事をする。洋学史研究会会員。[主な著書]『漫画俳句入門』(池田書店)『江戸の世界聞見録』(蝸牛社)『なぜなぜ身近な自然の不思議』(河出書房新社 )『マンガNHKためしてガッテン―わが家の常識・非常識』(青春出版社)『マンガ版ママの小児科入門』(法研)『長崎蘭学の巨人 志筑忠雄とその時代』(弦書房)『長崎を識らずして江戸を語るなかれ』(平凡社)『江戸の〈長崎〉ものしり帖』『小笠原諸島をめぐる世界史』『幕末の奇跡―〈黒船〉を造ったサムライたち』『鎖国の地球儀―江戸の〈世界〉ものしり帖』『踏み絵とガリバー《鎖国日本をめぐるオランダとイギリス》』『絹と十字架《長崎開港から鎖国まで》 (以上、弦書房)

「2023年 『風船ことはじめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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