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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863292789
作品紹介・あらすじ
秋田県仙北市西木町上桧木内(かみひのきない)という内陸の地方に、「紙風船上げ」という幻想的な伝統行事が今も続いています。2月10日の雪深い日に行われますが、それぞれの紙風船は、大きさが縦10mを超えるものもある巨大なもので、なぜこの地にこのような奇祭が伝えられているのかを、文献と史実をもとに歴史を解き明かしたのが本書です。1783年、フランスで世界初の熱気球飛揚。1804年、長崎で日本初の熱気球飛揚をへて、1837年、オランダ通詞によって秋田へその知識と技術が伝えられるまでを描いた壮大な物語‼
感想・レビュー・書評
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フランスで発明された気球がいかにして日本に伝来したか。不思議な経緯だが、幕末のオランダとの貿易、蘭学、ロシアとのやり取り等が絡んで渡来した。
著者は蘭学に関する専門家で、人間ドラマを含めて詳しく解説。幕末の蘭学についてこれ以上の内容に接したことはない。ただし分厚い。
読了120分
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