メンデ: 奴隷にされた少女 (ヴィレッジブックス N ナ 1-1)
- ヴィレッジブックス (2006年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863328242
感想・レビュー・書評
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奴隷として生きる
内戦のせいで誘拐され、売られて奴隷になる
無給無休で、働かされる
国がその無秩序状態に関与できないことが
なによりも恐怖
国の官僚などが奴隷を私的に利用していることが
本当に恐ろしい
犯罪者がしていることならば
法で裁かれるという希望がある
だが、国家権力が認めてしまっていたら
救いがないのではないか・・
はやり平和な国家でないと、正義も実現しないのだろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国連のユニセフの調査では、北アフリカも含むアフリカ全域の53ヵ国中、47ヵ国で人身売買が行われている。
多くは近隣国との売買だが、18ヵ国は欧州やアラブ諸国に「輸出」しているらしい。
その数は、子ども奴隷だけをとっても、年間で最低20万人にもおよぶと見積っている。
これは過去の話ではない。
いまも続いている話。
奴隷にされた少女、メンデの体験談により、見えてくるものがある。
そういった現実を、知ることができて、私はよかったと強く思っている。 -
強い者が弱い者を襲い、殴り、強姦し、喉を掻き切り、火を放ち、奴隷にしている――これが我々の棲む世界の現実であった。アフリカ大陸最大の国スーダンでは21世紀になっても尚、奴隷にされている人々が存在する。2006年の主要援助国は米、英、ノルウェー、オランダ、カナダとなっており、日本も有償・無償の資金協力は1000億円の実績がある(2006年現在)。つまり我々はスーダンと関わりがあるのだ。
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