あたし研究

著者 :
  • クリエイツかもがわ
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本棚登録 : 175
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863420335

感想・レビュー・書評

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  • キーワード ASD当事者/イラスト/あるある
    東田直樹さんの自閉症の僕が飛び跳ねる理由以来の「ASD当事者」がその感覚を言葉で表現された著書を読みました。
    自分の身体すらも見えない部分は把握できずよくぶつける、道に迷うのは行きで手がかりにしていた目印や標識が帰り道はまるで違う風景になって見えるのが原因、服のタグの苦手さ、視覚情報がどれだけ重宝するな等、頷ける内容ばかりでした。
    自分も重なる部分がたくさんあり、「あるあるー」とモヤモヤしたものを言葉にして下さり感謝です。また、皆んなが同じ感覚だと思っていたことも実はASD特有のものだったりするという指摘は大きな気づきにつながりました。

  • 福島医大蔵書検索
    https://www-lib.fmu.ac.jp/opac/ja/search?searchmode=complex&target=local&isbn=9784863420335

    この本には筆者の小道モコさんの経験に基づいて、自閉症スペクトラムの方の特徴が書かれています。
    どんなことが好きか、苦手か、どんな視点で世界を見ているのか、様々な観点から自閉症スペクトラムの方について理解を深めることができます。

    実際にその方が見ている世界がイラストで説明されており、とても読みやすい本になっているので、自閉症スペクトラムについて興味を持ち始めた方におすすめです。

  • 【学内】
    https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail/?id=2948

    【学外】https://mol.medicalonline.jp.iuhw.remotexs.co/library/ebooks/detail/?id=2948

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  • CL 2022.6.7-2022.6.10
    自閉症当事者の作者が自閉症についてイラスト付きでわかりやすく解説している。
    今までにも自閉症当事者の方の本を読んだこともあるし、自閉症について少しは勉強もしてきたけど、この本は格段にわかりやすい。自分に当てはまることもあるし、そうなんだ!と目から鱗のこともある。
    現実の環境ですぐ近くに自閉症の方と関わりを持っているわけではないけど、NASDの人であれ、相手を理解するための基本的なことを教えてくれる。

  • ASDである小道モコさん自身の当事者研究。絵と言葉と精神科医の解説で15エピソードあり、改めて特別支援をする難しさを考えさせられた。

    「困難をかかえている子が、 今、 何に困っていて、 どんな気持ちでいるのか、気持ちに寄り添う」ために ASD の人たちの感じ方 考え方を理解することは絶対に必要な前提条件です。それを抜きにした支援は、ASDの人たちにとってはむしろ耐えがたい苦痛である。

  • 絵で書かれているので、とても分かりやすい。同じ自閉症スペクトラムでも個人個人違う。私が気づかないことなのか、私と似たようなことは少なかったと感じた。『あたし研究2』も読んでみる。

  • 4 「障害」はどこにある。ヒトの中? それとも……?[安達潤先生] 2

    【ブックガイドのコメント】
    「自分語りで伝えられる体験世界のちがいが、互いをつなぐ環境の在りようを教えてくれる。」
    (『ともに生きるための教育学へのレッスン40』66ページ)

    【北大ではここにあります(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001588272

    【関連資料(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
    ・(第2弾)『あたし研究 2』2013年発行
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001588272

  • あたし研究。小道モコ先生の著書。自閉症スペクトラムの当事者でもある小道モコ先生がご自身の体験をふまえて書いているので、わかりやすくて共感を覚える内容が満載です。自閉症スペクトラムや障害に対する理解を深めることに役立つ良書です。イラストもかわいいです。

  • イラスト+簡潔な解説(精神科医)+本人から解説 で構成。細かいジャンルに分けてあるので読みやすくわかりやすい。他のASDの人の著書とかぶる内容も多く、理解を深めやすい。
    〝焼きそば作りの時、材料を並べるところから始まります。「絶対に材料を並べないと焼きそばが作れない」訳ではありません。頑張れば並べなくても作ることはできます。この「頑張る」というのが私の人生をとても困難にしている要因なのです。「頑張ればできる」・・・できるんだったら毎回そうしなさい。些細なことまで頑張っていたら疲労困憊してしまう。〝のくだりに困難さとどのように付き合うのか、頑張らなくてもよいという視点の持ち方がある。

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著者プロフィール

1970生まれ。高校2年の時に、1年間アメリカに留学。ICU(国際基督教大学)語学科卒業。著書に『あたし研究』『あたし研究2』(ともにクリエイツかもがわ)。

「2014年 『自閉症スペクトラム “ありのまま”の生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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