Kyrie #2 -隻眼の狼- (EDGE COMIX)

著者 :
  • 茜新社
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本棚登録 : 45
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863498259

感想・レビュー・書評

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  • フェロモン垂れ流しの司祭衣装の破壊力(笑)
    コミック、長く待たされるのも苦しいけど、たったの2巻で終わりか…。1巻が面白かったのでもっと掘り下げてこの世界観に浸りたかった。というか受けが攻めに落ちた理由が曖昧で意志疎通とか交流とかあっての両想いだと納得できたんだけど、攻めの狂気ともいえる執着愛に感化されただけのような…。精神世界が多かった~

    とまぁ、神とか地獄とかわけが解らなくなってしまったんですが、二人で寄り添いあってこれから生きていく姿が目に浮かんで最後は幸福感に満ちて本を閉じた。

  • ▼あらすじ
    種族による階級社会が絶対の世界。
    下級の種族、狼族出身でありながら騎士団長まで上り詰めたシグレは聖堂で出会った呪蛇(カタラ)のキリエを神の御使いと信じ込んでしまう。
    恋心は熱情に変わり、熱情は欲望の渦へと二人を巻き込んでゆく……。

    描きおろしエピローグ「Still」を加えた、 獣人たちの、究極のラブ・ファンタジー。

    ***

    ストーリーの完全度:高い
    トーン:ダーク・シリアス
    エロ度:普通
    萌え度:非常に高い
    総合評価:★4.5

    待ちに待った『Kyrie』第2巻!前回はシグレが片目を失ったところで話が終わりましたが、いやー、まさかこういうオチが待っていようとは夢にも思わなかったです。
    1巻を読んだ時は正直、バッドエンドも覚悟したんですよね。シグレが闇堕ちし過ぎて平和なハッピーエンドは無理かなって。
    だから2巻も覚悟を決めてから読んだのです。案の定、2巻のシグレも相当ヤバくてストーリーが進むごとにキリエに対する執着度が増し、それに比例して狂気度も上がっていくんですよ。
    最後の方なんてもう色んな意味で真っ黒で(笑)
    そんな中でキリエも処刑されそうになるし、ハラハラしながらページを捲っていたのですが、最後まさかハッピーエンドで吃驚してしまいました(笑)

    自分は死ネタやメリバが苦手なので、ハッピーエンドなのは凄く嬉しかったのですが、それにしても意外な結末だったので最初は少し戸惑いました。総長も裏表のあるキャラクターなのかと思いきや、普通(?)に良い人だったし、身構えていた分「あれ??」って感じで(笑)
    そして困った事に、シグレが総長に捕らえられてからの展開は抽象表現が多くておつむが弱い私にはイマイチ理解出来なくてですね…。
    例えばシグレが狂気に呑まれる寸前に見た光とか、花を咥えた子供時代のシグレの描写とか、あれがどういう意味なのか何度読み返しても理解出来ないんですよね…(@_@;)
    キリエの首の刻印が消えたのも、“主”に許されたから…?シグレもキリエもお互いを助ける為に一度悪魔と契約したけど、悪魔の手からは逃れられたって解釈でOKなのかな?うーん…難しい!こういう時、作者の意図を上手く汲み取れない貧相な頭に嫌気が差します…( ̄▽ ̄゜)

    あとはキリエの背景がよく分からなかったので、シグレだけじゃなくてキリエについてももう少し掘り下げて描いていただけたらなぁ…と思いました。
    でも、世界観は凄く良かったです!元々、ファンタジーや獣人が大好きなのでそれだけでもうテンション上がりましたし、衣装や調度品などの描写も丁寧で冥花先生のこだわりを感じました。
    何よりシグレがイケメン過ぎてもうね…!「さぁ…お前の望んだものだ……」のシーンなんて迫力と色気があり過ぎてしばらく悶絶してしまいました(笑)
    初めての恋に溺れて狂いに狂いまくったシグレですが、最終的には憑き物が落ちたような穏やかさを取り戻してくれたので心底ホッとしました。(発情したキリエに対して近くにメスがいるのかと焦るシグレが可愛かった…笑)
    これからは差別に傷付けられる事なく二人だけの楽園で穏やかに幸せに暮らしてほしいと思いました(^-^)

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