クラウドエンジニアの教科書

  • シーアンドアール研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863543713

作品紹介・あらすじ

本書は現役のエンジニアが、クラウドエンジニアとはどういう仕事なのか、どういう知識やスキルが求められるのか、最低限、押さえておきたい要素などを、わかりやすく解説しています。
特に入社1〜2年目の新人クラウドエンジニアにおすすめの1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 単に3つのクラウドベンダの機能を比較するだけかと思っていたが、想像以上に読みやすく分かりやすく、学びとしてとても良かった。

    クラウドの基礎知識から、AWSを中心に具体的な使い方(手順)も適宜紹介していて「教科書」の何恥じぬ一冊。クラウドエンジニアの目指す方向性、や資格の一覧などもある点からベンダ紹介に留まらないことが伺えて好印象。

    AWS、GCP、Azureそれぞれに用語や癖や出来ることの多少の差異はあるものの、基本的なつくりや実現可能なことはほぼ一致しているので、具体的にどのような用途で使うかや、どのようなレガシー資産があるかによって選ぶ形となるだろう。

    金銭的にどれが優位か、というのははっきりとは選べない。というのは、金額体系がことなるからと、使う用途によって計算方法が全然変わってくるからである。

    そういうわけでも、どれを選んだらよいかというベストアンサーは「使う人による」であって、クラウドエンジニアとしてはこの辺のインフラ導入の要件定義~基本設計が出来るスキル・知見が要となってくるだろう。

    個人的には特にチャプター09のInfrastracture as Code(IaC)部分がとても有益だった。

    IaCに関してはまだ全く触れたことがなかったので新規の知識だったが、かなり理解できた。

    本書内では「手動とInfrastracture as Codeでのインフラ構成管理の違い」と銘打って比較解説がなされているが、手動でのインフラ構成管理=ドキュメントによる管理、となっているため確かに差は明白だろう。

    自分は構成管理としてChefを2年弱やった経験があるのでIaCの仕組みにはこういった構成管理ツールに非常に近しいものを感じた。バージョン管理がGitなどのVCSと連携して使用可能な点が非常に魅力的。Terraformぜひ使ってみたい。

    Ansibleはまだ使ったことないが、Gitとの連携とかあるのだろうか。別途調べてみる。

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