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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863850828
作品紹介・あらすじ
加藤治郎初のエッセイ集
歌人は職業ではない。
歌人は存在様式である。
インターネット上で短歌を発表する若者たちが増えている今、彼らが目標とし、強烈な存在感をもつ、加藤治郎。現代短歌を代表する歌人でありながら、仕事人、家庭人としても生きる著者が、その日常を描くエッセイ集。
岡井隆との出会い、彗星のように短歌の世界を駆け抜け、二十六歳の若さで他界した笹井宏之の透明な世界、ネット上での新人短歌との出会い……など、歌人・加藤治郎の生き方に触れることができる一冊。
感想・レビュー・書評
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静かな文に耳を澄ませる。自らを流し込む鋳型としての表現が、短歌という形であれ、文章という形であれ、滲み出るものは同じなのかもしれない、などと考えながら読む。具体的にどうこう言えるわけではないけれど、自分が詠む歌の「いまひとつさ」がぼんやり見えてきたような気もする。もっと自分が中心になって詠まないといけない、とでもいうか。
静かなのに読み進められる文章の足腰の強さ。それもね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しめた!
何がどのように?と聞かれても...楽しめたの一言なのだ。
短歌を詠むことは私には出来ないケド、読んで楽しむことは出来ると感じた。 -
出身が同じ名古屋市緑区鳴海町。年は二つ違いだけど。鳴海のことも出てくる。私は中学二年で横浜に転校してしまったので、懐かしい。
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