- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863891494
作品紹介・あらすじ
昔々、おとぎの国に、トゥルーハートという一家が住んでいました。おとぎ話にふさわしい結末をつけるために、冒険の旅に出るのがその一家の仕事でした。ある冬のこと、6人の勇敢な兄弟は、やさしいお母さんと末っ子のトムを残して、冒険の旅に出ました。ところが、だれも帰ってきません。おとぎ話は結末のないままとぎれ、6人の若者は消えてしまったのです。12歳のトムは、お兄さんたちを探しに初めての冒険の旅に出発します。お母さん、僕、きっと帰ってくるから!「シンデレラ」「ジャックと豆の木」「白雪姫」「ラプンツェル」「眠れる森の美女」「カエルの王子さま」…。トムは果たして6つのおとぎ話を「おしまい」にできるのでしょうか。
感想・レビュー・書評
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誰もが知っているおとぎ話がおとぐにの国で作られている設定で、主人公のトムがお話を完成させる旅に出る話。
おとぎ話があらゆる形で交差して個々で読んだ話が綺麗にひとまとまりしていて感心した。
全3巻あるが1巻が1番楽しめた。
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綺麗なブルーに切り絵のようなイラストの表紙がステキ。
誰もが知ってる、あのおはなし(たち)の世界に、再び入り込めるのが何よりの魅力。
映画化の話も進んでいるようで、楽しみです。 -
古本屋さんで発見。
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表紙の影絵のイラストがかわいい。
挿絵と作家さんが同じ。
いいなあ、画もかけて文もかけるとは、うらやましい。
とてもかわいらしいお話。
おとぎ話の中での主役を演じつづけてきた一家の末っ子が、
兄たちを襲った異常事態の解決に!
そのトムの物語は楽しい。
が、兄たちの、途中になった物語をひとつひとついちいち説明してくれるのがちょっと話の流れが途切れるとゆーか・・・・。
トムが出向いて行って、どんなことになってるのか分かる、とゆー流れだけで十分だったような気がする。
どれも知ってるお話だし。
失踪している父親の行方のヒントや、まだ生きて、しかも絶対逆恨み
しまくっているオームストーンとの決着もあるし、
これからのトム単独の冒険の方がおもしろそう。
著者略歴で先日よんだ「暗闇のファントム」の作者と知る。
なーるほど。
つまり、手放しでおもしろい!っとまではいかぬ感じか。
ジャックの豆の木は知ってる話、と思っていたが、
金の卵を生むダチョウがでてくるのは忘れてた。
そーいやそんなのいたような・・・・。
カエルの話に魅了された王様とお姫様親子がなんだかかわいらしかった。
あれって、キスを嫌がってカエルを壁にぶつけてつぶしたら王子に戻る、とかゆー話だったような気がするんだが、
カエルと話すことでカエルを好きになって、
そのカエルが王子様になる、ってゆー方が、いい話だ。 -
タイトルに引かれて手に取る。
主人公のトムが結構前向きなので、読んでて楽しかった。 -
「おとぎの国」の近くの深くて暗い森のはずれの家にトゥルーハートという冒険一家が住んでいた。6人のお兄さんと末っ子のトム少年。お兄さんたちは全員ジャックという名前。
「おとぎ工房」でつくられた物語を完結させるのがお兄さんたちの任務。トムの12歳の誕生日までに帰ってくると行って旅立ったのにまだ誰も帰ってこない。おとぎ工房の長老より、トムが冒険に旅立ち、理由をしらべてくるようにとのこと。
眠れる森の美女、ラプンツェル、カエルの王子さま、シンデレラ、白雪姫、ジャックと豆の木
お馴染みの物語がでてきます。数年前の物語として、お菓子の家もでてくる。そうよね、ここって魔女の家やったんよねーーって思わせる描写もあり。
トム少年ががんばっててカワイイ。 -
表紙を見て、思わず手にとってしまいました。
ハリー・ポッターの訳者、松岡さんだというので気になりました。
昔のおとぎ話が次々と出てきます。
私はおとぎ話も好きなので、おもしろかったです。
おとぎ話の中の王子様や主人公を演じる兄弟というのが新鮮でした。
心が和む物語です。 -
トゥルーハート家の6人の兄弟には、おとぎの国で冒険をくりひろげ、
おとぎ話を完結させるという任務があった。
今回のおとぎ話は、「ジャックと豆の木」「シンデレラ」「白雪姫」
「眠れる森の美女」「ラプンツェル」「カエルの王子さま」。
しかし、このおとぎ話の最初を作っているおとぎ工房の作家オームストーンが
自分の意見がばかにされたことに腹を立て、物語の筋をかえてやろうと
悪だくみを考えていたのだ。
そんなことは知らないトゥルーハート家の兄弟は、それぞれの冒険に旅立った。
末っ子のトムは、兄たちの冒険話を楽しみに待っていたのだが、
約束の日になっても誰一人帰って来なかった。
おとぎ工房の長老は、オームストーンの悪だくみに気づき、
トゥルーハート家の兄弟を助け出すために、末っ子のトムをその任務に
つけることを決めた。
トムは12歳になったばかりだったが、勇敢にも冒険の旅に出た。
そのいく先々でトムは途切れてしまった兄たちの冒険話に出会い、
困っている人々の話をきいた。
物語を「おしまい」にさせるために、トムはなんとしても兄たちを
探し出さなければならないのだ。 -
CMがすげえ映画みたい