ヤング・シャーロック・ホームズ 2 赤い吸血ヒル

  • 静山社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891999

作品紹介・あらすじ

死の煙の秘密を暴き、国家の危機を救ったのもつかの間、シャーロックのもとに新たな事件が舞い込んだ。終結を迎えたアメリカ南北戦争も、いまだ火種はくすぶり、敗れた南部側では独立を求めてひそかに抵抗を呼びかける者がいた。その首謀者として名があがったのは、リンカーン大統領の暗殺犯、ジョン・ウィルクス・ブース。射殺されたはずの彼が、生きている?-。少年シャーロック・ホームズの、第二の冒険がはじまる。

感想・レビュー・書評

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  • おお、第二弾!!っとゆーわけで嬉々として手にとる。

    おもしろかった~。
    相変わらず次から次へと大変な事態。命の危険と隣り合わせな中
    なんとかかんとか乗り切っていく少年、ホームズ。
    何度殺されそうになったことか。
    でも結構その大変な事態へ自分から頭つっこんでいってる感じではあるが。
    原作ではあまり兄のマイクロフトと仲の良い兄弟、というイメージが
    ないんだが、この話の中では、互いにとても大切に想いあっているように
    描かれているところがとても好きだ。
    マイクロフトがお前は私の息子のようなものだ、と言うシーンとかさいこー。
    そして素直に兄を尊敬してるシャーロックが、かわいすぎ。

    大人ホームズを彷彿とさせるクロウ先生は渋い。
    つーかクロウって名前なんかクランプ思いだすんだよなあ。
    なので名前からもなんでもできるすごい人オーラが・・・・。

    そして今回はヴァイオリンが登場。
    こーゆー大人ホームズとの接点みたいなのがちょこちょこでてくるところが
    なーんか楽しい。
    気になるのはやはりバージニア、ですねー。
    どーも両想いっぽくはあるんですが。
    この初々しい感じがどーなったらあーなるのか・・・・。

    第三弾も期待。
    あ、あと今更ながら版元が静山社なことに気づいた。
    ハリーポッターのとこじゃん。

  • 14才のホームズ、シリーズ2巻目。今回は、英国に逃亡中のリンカーン暗殺犯と彼を操る組織を追って、クロウ先生たちとアメリカに渡ります。

    危険がいっぱいでアクションにドキドキしっぱなしの少年向けエンタメ小説で、私はあまり読まないタイプの物語なのですが、探偵ホームズの知識や興味はここで得たんだな、という原作を意識したエピソードがたくさんあるので、正典ファンとしては楽しめました。
    マイクロフトとの兄弟愛にホロリ。

  • 今回は「赤い吸血ヒル」という副題がついている。

    前回の幼いシャーロック・ホームズと違い、今回は行動も判断も格段に成長している。
    さすが、シャーロックホームズ。

    アクションも多く、ほとんど逃げたり戦ったりしっぱなしの展開で面白かった。

    第一巻では、まったくの別物語として読んでいたんだけども、今回は、シャーロック・ホームズの種がここにあると思わされる場面をいくつも感じた。


    第3巻は、春に発刊らしい。
    楽しみだ。

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    【内容(amazonより)】
    内容紹介
    コナン・ドイル財団公認作品、シリーズ第2弾! 今度の敵は、リンカーン大統領暗殺事件の首謀者!? あの暗殺犯は生きていた!? ――1868年、夏。シャーロック・ホームズ、14歳。類稀なる推理力で“死の煙"の秘密を暴き、国家の危機を救ったのもつかの間、シャーロックのもとに新たな事件が舞い込んだ。終結を迎えたアメリカ南北戦争も、いまだ火種はくすぶり、敗れた南部側では、独立を求めてひそかに抵抗を呼びかける者がいた。その首謀者として名があがったのは、リンカーン大統領の暗殺犯、ジョン・ウィルクス・ブース。とりおさえられ射殺されたはずのブースが、実は生きていて、イギリスに逃亡中だというのだ。好奇心からまたも事件に首をつっこんでしまったシャーロックは、ブースのアジトをつきとめ、そこで意外な真実を知ってしまう。事件をかぎまわる影に気づいた男たちは、シャーロックの相棒・マティをさらってアメリカへ! マティの運命やいかに!? そしてアメリカの内戦再熱は阻止できるのか!? シャーロック少年、第2の冒険がはじまる!
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  • バイオリンやツェッペリン伯の辺りはニヤっときましたが
    特に後半の展開はアメリカ映画を見ているかのようでした。
    面白くなくはないですが…ホームズ本家の印象からは
    さらに離れてしまいました。うーん。
    いや別にホームズもの、という括りはいいんですけど
    これで公認というのが個人的に気になっています。
    読み物としてはまとまっていますが公認する程の文章とは思えず。です。
    作者が別人だから当然ですが伝わってくる雰囲気が全然違う。
    翻訳のせいとも思いませんが、どうなんでしょう。
    とりあえず、家政婦さんがなぜあの家にいられるのか判るまでは読みます。たぶん。

  • 話の展開が小学校高学年向けだなー

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著者プロフィール

作家・ジャーナリスト。アーサー・コナンドイルの著作に対する愛情と、10代のシャーロック・ホームズを描きたいという情熱から、コナンドイル財団の協力を得て、本シリーズを執筆。

「2020年 『ヤング・シャーロック・ホームズ 8 決闘の河』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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