闇の覚醒 (死のエデュケーション Lesson 2)

  • 静山社
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本棚登録 : 211
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863896796

作品紹介・あらすじ

虚空の闇に浮かぶ魔法使い養成学校〈スコロマンス〉。入学した生徒たちは絶え間なく襲ってくる怪物たちから身を守りつづけなくてはならず、例年、卒業式まで生きのびる生徒は四分の一にも満たない。そして、最大のサバイバル試練の場となる卒業式では、飢えた怪物たちで満たされた卒業ホールを脱出し、現実世界に戻らなくてはいけない。
最凶の怪物〈目玉さらい〉を倒して怪物駆除装置を仲間たちと修理し先輩たちを卒業させたガラドリエルとオリオンも、いよいよ最終学年。三年生まで孤高のはぐれ者だったエルにも、今やアアディヤとリューという心強い卒業チームの仲間がいる。初めての友情に心を熱くしながら力を合わせて卒業式をサバイブしようと鍛錬の日々を重ねる中で、エルは自分たちさえ生き残ればいいというスコロマンスの常識に疑問を抱くようになる。母に釘を刺されたオリオンとの恋も進展、次第に仲間たちと想像を絶する計画を打ち立てていく…。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの一気読み作品でした。

    「オ、オリオン〜〜〜〜!!おま、……。
    やりやがったな、このやろ〜〜〜〜〜!!!!」
    が読了直後の正直な感想です。
    これは次の翻訳版の発売が待てない。
    今すぐ読みたい。英語版でも読みたい。

    これは海外の有名映画会社が手がける映画シリーズだったかな???という印象を受けました。
    むしろなってほしい。

  • 600ページ弱…読み切れるかな…と思ったけど、ぎゃああと赤くなったり青くなったりしながらぐんぐんと読んでページが溶けていった。
    1巻同様、素直じゃなくて可愛くないガラドリエルが可愛くてずっと好き!


    ガラドリエルとオリオンが共闘するシーンに血湧き肉躍る。かっこよくてずっとみていたい。
    最後の最後でまた…!オリオン、オリオン…!ということで、3巻も早く買いに行かねばならぬ。

    私の知識不足で名前を見ただけでは性別が判断できなくて、あとがきを読んで「やっぱりヤーコヴとイブラヒム、どっちも男の子だった!」と気付いた。

  • 図書館で予約して受け取った時「あれ、私辞書予約したっけ?」てくらい分厚くてびっくりした。
    読み終えるまで時間かかった。

    友情も恋愛も前作よりかなり進化してて、エルがこんな考えをするようになるとは、と感心してしまった。
    次作はどうなるのかな。ハッピーエンドに期待。

  • 一匹狼だったエルにも仲間ができ、恋人のオリオンとの仲も深まったと思いきや、またまたいいところで次巻へ。

    10代前半の瑞々しい感性のうちに、エルに思いっきり感情移入しながら読みたかった。

  • 前作の最後にあった、母からの言葉の意味はなんだろうと考えながら読みました。
    ガラトリエルの心の成長、卒業式に向けた練習等、とても面白い内容でした。
    ガラトリエルやアアディヤとともに進級した気持ちで読めたこともよかったです。
    続きが気になります。
    絶対に続きを読みます。

  • 1の直後からもうすぐに始まっててびっくり、ドラマの次のエピソードみたい。
    前回のぼっち奮闘記を経て、友達も恋人?も出来たガラドリエルが見てて微笑ましい。
    今回はナイフで刺されたりとか1人で目玉さらいと戦う所や装置修繕作戦みたいな盛り上がる展開が少ないのが残念。
    舞台はスコロマンスで前と同じだけど、4年生になったので今回は卒業に向けての準備が大半を占める。
    例年なら卒業式は死者多数の阿鼻叫喚になるはずが前回の作戦が成功していたので、ただ外に出ればいいだけだった。ちょっと間が鈍重にも感じたかな
    ただ2巻目でやっと外に出ることになったので、この後に外の世界でどうやって生きていくのかは気になるが…
    オリオンのためにまたスコロマンスに戻るとかになったら予想通りすぎるか

  • オリオーーーーーン!!!めっちゃキュンキュンしたよ...特に13章
    またしても最後の1行が気になる....どうなるの??3巻を早く読みたい

    でも納得いかない部分がある。まず、1巻ではスコロマンスが一番安全と言ってたよね?特に1年生はあまり学んでいないから、外界に送り出すのはかえって危ないのでは??(これは1、2巻でも記述があった)
    あと、卒業ホールに怪物をおびき寄せたって、全世界の全ての怪物をおびき寄せられないだろうから、結局はそんなに意味がないのでは??と思った。

  • SL 2024.3.19-2024.3.22
    エルたちは4年生になり、卒業チームも決まり、中間課題も無事に切り抜けて前期が終わる。そしていよいよ卒業式に向けて後期はその練習が始まった。と思ったらどんどん事態は思わぬ方向に。
    命懸けで卒業を目指すという驚くような学校だけど、友情や恋愛、他人への思いやり、格差社会など、今を生きる誰にでも共感できる要素が多々。
    スコロマンスの外に出たエルたち、そしてオリオンがどうなっていくのか、次作にも期待大。

  • 超危険な気を抜くとすぐ死ぬ魔法学校で性格の良くない孤立した主人公のエルがキレ散らかしながら友情を築くお話。今回エルは成長し、恋愛し、相変わらずのねえこれからどうなるの!?!?という終わりかた。どうなるの!?

  • 記録

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著者プロフィール

【著者】ナオミ・ノヴィク Naomi Novik
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。他の作品に『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』「死のエデュケーション」シリーズなどがある。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす。

「2023年 『テメレア戦記 7 黄金のるつぼ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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