ビッチの触り方

著者 :
  • 飛鳥新社
3.08
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本棚登録 : 94
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101677

作品紹介・あらすじ

現代女性の今どきセックス事情。「セックスでキレイになる」から13年後の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 思索

  • 「ビッチ」とは直訳すればメス犬のこと。女性を蔑視する呼称。しかし、類似のヤリマンやサセ子が、受身で主体性のない男に身を委ねる女性の蔑称であるのに対し、「ビッチ」は能動的、快活さ、肯定さがある。

    本書では代表的なビッチとして、松田聖子、大竹しのぶ、倖田來未、マドンナ、そして極めつけはプロビッチとして叶姉妹を挙げる。

    <目次>
    はじめに
    1 ビッチって何?
     ?ビッチとはどんな女性なのか?
     ?ヒーローとしてのビッチへ
     ?ビッチが男性社会に突きつけるもの
     ?ビッチ生態百景
     ?日本におけるビッチの歴史的系譜
     ?ビッチとやるには、ビッチみたいにやるには

    2 ビッチ図鑑
     エロナース・ビッチ
     森ガール
     猛禽ちゃん
     ナチュラル・ボーン・ビッチほか

    3 ビッチ座談会
     アラフォー・リアルビッチ・トーク
     「一回で終わりかよ」x松沢呉一
     「風の女」と「水の女」x岩井志麻子
    あとがき



    2012.09.06 読書開始
    2012.09.08 読了

  • ビッチを分析していて興味深かった。ただ、筆者はビッチ肯定派なので意見が偏っているといえば偏っていると思う。

  • 湯山さんの批評は映画、音楽、文化等、どんなジャンルでも面白い。これぞほんとの"オモロイ女"、教養人。

  • 湯山玲子さんって面白い!こんなに面白いとは。。。

  • ビッチについて解説した本。ビッチとは何か、どんな人か、どんなビッチ種がいるのか、などなどがわりと肯定的に積極的に書かれています。ただし前半の解説部分では意気込みが感じられるが、人種の紹介以降はグダグダ感が否めない。

  • “ビッチ”を肯定した上で、今の日本に生きるビッチの生態を詳しく解説してくれてる、
    世にも珍しい一冊。
    珍しいということで誰得?な本(笑

    アングラな内容ながら、豪快に痛快に書いてあるから、
    妙な嫌らしさも、背徳感もなく読める。

    セックス・アンド・シティが受けたり、小悪魔がもてはやされたり、
    結構、気がついたら浸透しているビッチさ。
    全然関係なーい、わけでもないみたいです。

  • 痛快!

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。著述家。出版、広告の分野でディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場や連載多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を広くそしてディープに横断する独特の視点には、ファンが多い。
クラシックを爆音で聴く「爆クラ」等のイベント、自らが寿司を握る美人寿司などの活動も続行中。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)など。メールマガジンも刊行(http://magazine.livedoor.com/magazine/37)。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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