- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864107303
作品紹介・あらすじ
コロナ疲れで「怒っている人」急増中!
日本一番「怒り」に詳しい専門家が、「怒り」に巻き込まれない、巻き込まないためのテクニックを伝授!
自粛警察、ネットいじめ、あおり運転、電車内暴力、モンスタークレーマー...あなたのまわりの「怒っている人」を徹底分析。豊富な事例でシミュレーションしてとっさの怒りに対処する、アフターコロナのアンガーマネジメント2.0!
感想・レビュー・書評
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電車の中で大股開いて座席2人分占領する人、むかつく。詰めればもう一人座れんだろうに。混雑した電車で足を投げ出している人、気は確かか?と詰め寄って、その足先を蹴とばしたい。濡れた傘の先をこっちに向けるな! ときたま空いた電車で寝ていると、すげー大声でおばさんたちが喋りまくる。姦しいとはよく言ったものだ。漢字そのまんま。
アンガーマネジメントという言葉を最近よく聞く。加齢により怒りの抑制がきかなくなった老人も増えているらしい。気づけば最近テレビをみながらコメンテーターに、つっこみばかり入れている自分に暴走老人予備軍の危険性を感じ、ここらでちゃんと対処しておこうと手に取った。
イラストでわかりやすく説明してあるので、とてもわかりやすい。
怒りは6タイプに分かれるらしい。
1 道徳を押し付ける「正義の味方」タイプ
2 すべてに白黒をつける「完璧主義者」タイプ
3 上から目線の「意識高い系」タイプ
4 マイルールを貫く「頑固な心配性」タイプ
5 いつでも大袈裟「悲劇の主人公」タイプ
6 空気を読まない「自由人」タイプ
自分はどうやら1の「正義の味方」タイプのようだ。寸評には曲がったことは大嫌いとある。確かに。周囲の人からは面倒くさい人と思われる傾向にあるらしい。へえ~。言われたことはないけど。面倒くさい人だから言われないのか。
1のタイプはあなたの正義が他人の正義とは限らない、ということを自覚しましょうということが対処法らしい。コロナ禍で話題になった自粛警察はこのタイプ。
う~ん、自分は自粛警察タイプと思ったことはなかった。自粛警察に賛同もしていないし。電車内の迷惑行為に腹を立てている自分に腹を立てているのであって、迷惑行為は迷惑行為だと思うんだけど・・・ この考え方がいけないのか?
一例として、朝の満員電車に登山用の大きなリュックを持って乗り込んできた人に対して、「こんな時間にそんなでっけえリュックで乗り込んでくんじゃんねえ!」と怒るか(自分はこっちだな) 平日に山に行けるなんて羨ましいなあと思うか(そんな人いるの?)で怒るか怒らないかが分かれる。 リュックの例が悪いんであって、例えばベビーカーに置き換えて考えたらいいかと思う。
まあ、なんかしらの事情があんでしょうねえ、と思うようにしよう。どっちみちその人に対して、実際に怒りの言葉を浴びせるほど子供でもないから。あくまで自分の心がざわつくのを抑えるためのフィクションを考えるようにしよう。
アンガーマネジメントで重要なのは、自分が何に対して怒りやすいのかを自覚することらしい。著者はそのためにアンガーログをつけることを推奨している。どこで、何に対して、何時ごろ、どの程度の怒りを感じたか。1週間もつけていると傾向が自覚できるようになるらしい。
自分はもっぱら混雑した駅や電車内でストレスを感じ、怒りの導火線に着火しやすいので、ここさえ対処できれば、穏やかな日常が過ごせそうだ。
2~6のタイプには自分は当てはまらないのだけれども、こういうことに怒りを感じる人もいる、ってことを知っておくだけでも、余計なトラブルに巻き込まれずに済むので、とても参考になる。良い本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人はどうして怒るのか、ということが分かりやすく書いてある本。アンガーマネジメントの基礎が分かる人ならほぼ聞き覚えのある内容。怒りの要因を「①コアビリーフ×②マイナスな状態や感情」と表し、怒りの発生するメカニズムを言語化することで周囲の問題から自身の課題へ転換し対策をとることを促している。
アンガーマネジメントとは後悔がないように上手に怒ることである。そのためにまず怒りのメカニズムを知る。
①出来事に遭遇
②意味づけ
③怒りの感情が生まれる
出来事そのものを重要視しないというのは認知行動療法に通じるものがあると思った。
part3の40ページの間に大切なことがギュッと詰まっている。part2の周りの怒っている人事例はあるあるなんだけど、なかなか自分のことだと思うのは難しそう。 -
アンガーマネジメントというものらしい。
確かにこういうことある、こういう人いる、と思う実例が多かった。
イライラの付き合い方は考えなきゃなあと常日頃から思っているので、参考にして自分なりの対処法を考えていきたい。 -
さくっと読める割に、後半の解説がしっかり書いてあるから、
アンガーマネジメントについて学びたい人のとっかかりとして、
暇つぶしにこんな人いる〜とあるあるを楽しみたい人にもおすすめできる。
人の怒りのメカニズムを知ると、
自身のコントロールはもちろん、巻き込まれなくて良いトラブルを避けることができるため、有用。
このコロナ禍で一層、勝手に起こっている人が目につくようになったことを逆手にとって、実例を交えて、どういう気持ちが作用しているのかが図解化されているのが、とても分かりやすかった。 -
怒りは最も安全かつ安価に楽しめる娯楽のひとつ
コアビリーフ 信念 思い込み
自分を客観的に評価するなら転職活動をしよう
理想の自分像が強すぎる人 現実と比べ嫌悪してしまう できない自分を許し受け入れる。
上手にイヤを伝える
いつもこうと乱暴に決めつける レッテル貼らない こうして欲しいとリクエストする
怒ることは相手にどうして欲しいのかリクエストを伝えること
怒りの原因は自分のなかにある
タイムアウト 思考停止
アンガーログをつける
感情を記録する
ハッピーログもつけてみる
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アンガーマネジメントを具体的な事例を交えて簡単に解説した本。入門書として最適。
どちらかというと反社会的な人に遭遇したときにいかにトラブルに巻き込まれないようにするか、自己防衛のために読む要素が強いと思った。
日常の自身のアンガーマネジメントはより細かい専門書が必要。 -
怒るのは、自分軸に他人の行動を当てはめようとするから。そういう人もいる、いろんなことがある、と考えれば、たいていのことは過ぎ去ってしまう。
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【図書館の電子書籍はこちらから→】 https://web.d-library.jp/titlib_e/g0102/libcontentsinfo/?conid=417421
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事例は、あるある、と思ってスルーしましたが、怒りのタイプを6つに分けて解説と最後の新しい時代のアンガーマネジメント2.0を読了。
怒りの原因は自分にある。
自分の怒りの癖を分析して、
自分で作っているコアビリーフを手放す。
怒りは、アサーティブコミュニケーションで伝える。
冷静に、アイメッセージで!
するべきだと言わない。
相手にレッテルを貼らない。
正義の味方タイプかと思ったら、自由人タイプ。
思い立ったらすぐ行動。
自分が思っていることは他人も同じように思っていると思う。
相手の顔色を伺わない。
確かに。
そんな人へのメッセージは、
いくら圧力をかけても、本当の意味での要求が通ることはない。
相手の気持ちを察するトレーニングをすべき。
他者に対するポジティブな好奇心が大切。
アンガーマネジメントの
①6秒ルール
②数を数える
③気持ちが落ち着く言葉を持つ
④意識をイマココに集中させる
⑤怒りの温度をつける
⑥その場から離れる
⑦思考停止する
自分の怒りの癖を知るために、
アンガーログ付けてみると、自分の怒りのパターンを把握する。
一方、ハッピーログをつける。
これは、ワーママで超多忙な頃、小さな幸せをTweetしてたことを思い出す。
これを行うことでコアビリーフー無意識の自分の辞書に書かれている意味が怒りの原因になっているので、その辞書に書いている自分のコアビリーフを手放すことが必要。
べきログをチェックし、手放す。 -
面白かった
気軽に読めるし、自分にも
当てはまった
注意していこうと思った