屋上とライフル

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 144
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109611

作品紹介・あらすじ

インパルス・板倉俊之、5年分の澱を絞り出した初のエッセイ集!noteから生まれた渾身の一冊!書き下ろしを加えついに書籍化!!全国の書店員さんからたくさんのコメントが届いています!◎「最高に面白いです。喫茶店の隅でゲラゲラ笑って読みました。」芳林堂書店高田馬場店 山本善之さん◎「笑いと癒しを同時にもらえる感じ。寝る前に一話ずつ読むのもいいなあと思います。」丸善ラゾーナ川崎店 山田佳世子さん◎「めっちゃ笑いました!! これは他の人がいる所では読めないです! めっちゃ好きな文章です!もう、どストライク!! 一気にファンになりました!」喜久屋書店イオンモール大和郡山店 山田純子さん日常生活で起きるさまざまな物事を機知とユーモアに富んだ文章で書き綴った、板倉俊之、初のエッセイ集!!5年近くの歳月を費やし、心の澱を絞り出すように綴られたこだわりのネタの数々。涼を感じる軽快な文章が心地よく、一気に読める!夏休みの読書にぴったりの一冊。

感想・レビュー・書評

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  • お笑い芸人インパルス・板倉さんのエッセイ。
    芸人さんの書くエッセイは個人的にどれも面白く、本書もどんどん読み進めてしまった。日常の何気ない出来事をここまで面白くできるのはやはり才能なんだろうなぁ。エッセイの合間に「in my opinion」というコラムがあったが、こちらも着眼点がユニークで笑える。本書が初のエッセイ集とのことだが、是非続編を出してほしい!

  • 『蟻地獄』が面白かったので購入。
    小さい出来事や細かい着眼点、さすがだなぁと感心。
    言葉って不思議なことだらけだけど一瞬、不思議には思うけどすぐに忘れてしまう。でも板倉さんはそこを際限まで突き詰めていく。
    グレープフルーツ、のどち○こ、いちご狩り(笑)
    うん、確かに。理不尽(笑)
    もみじ狩りなんて手のつけようがない(笑)
    特に面白かったのは『先輩風を吹かす』に対する
    『後輩○○』の応用。笑っちゃった。

  • 板倉のハイエース一人旅が好きすぎて、エッセイ出したから購入。
    夜行バス待合で暇つぶしに読んでたら、もう各エピソードが面白くて「フフっ」て笑い漏らしてしまった…(変な人やと思われたかも、笑)

    エピソードそれぞれがおもしろいってのもあるけど、とある1日の出来事をそうやって切り取って描ける力もすごいし、イチゴ狩りとか、横断するときの右左右とか、日常に溶け込んだ言葉とかにも疑問抱いていろいろ考えていけるのもすごい…

    こうやって、ごく普通なできごとをエピソードとして描かれたら、その対象も嬉しいやろうなぁ、とか思った

    おもしろいだけじゃなくて、
    そこから何かしら学びというか、悟り得てるのが良き

    個人的には
    特別な1万円
    必要のない仕事
    パスワード
    笑→w→草
    魔除の効果
    右左右
    (結構全部好き)

    各エピソードも短くて読みやすい、なんか軽く読みたいときとかにちょうどいい

  • 大好きだったインパルス板倉氏の著書。本業のお笑いでネタを作りながら、エッセイを書くってすごいな。
    「ちょっと」の使い方に一石を投じる文章が面白かった。「ちょっと面白い」は腹立つけど、「ちょっと好きかも」は、ただの「好きかも」より男性の幸せ指数を上昇させる…(笑)

  • 笑いと悲哀

  • お笑いコンビ インパルス板倉氏のエッセイ集。
    淡々と面白い。

    最初から最後まで、軽妙に面白い。
    ただ、本にしてずっと読むというより、雑誌やwebページのコラムとして、少しずつ読めば良いかなって感じ。
    集めても、面白さが増えるわけではないんだから。

  • 板倉さんの声が聞こえるようなエッセイ。
    時折、私の提言的なコラムが入る。
    日常のちょっとアレな話は面白い。
    さすがの話術?筆力?で面白かったです。

  • はねるのトびらからインパルス板倉さんを好きになって、この方が書くエッセイなら間違いないと思い本屋さんで見つけて即購入しました。面白くてすぐ読み終わっちゃいました。板倉さんの独特な目の付け所やちょいちょい出てくる秋山さんとの話も好きです。

  • めちゃくちゃ面白い。

    「僕」が綴るエピソードパートと、「私」が綴る自論パートに別れている。「僕」は板倉少年だったり、板倉青年だったり、芸人板倉だったり。

    しっかりしていて、バカバカしさのある『作品』とも呼べるようなコントを作るイメージのある板倉さん。普段からなにを面白いと感じているのか、すごく伝わってくる。失敗談も多いエピソードは、もしかしておっちょこちょいなのかな?と思えるくらい、何度も笑った。ほんとにコントみたいな話もたくさんあった。

    特にお気に入りなのは『マンションのメリークリスマス』『生牡蠣トラップ』『ちびっこ戦争』『渾身の力作』『倒れた猿』『悲しい勝利』『やっぱこうなるよな!』

    自論パートはもう最高。まさに板倉節で、自分が思う「これっておかしくねえか?」をぶつけてくる。とくに いちご狩り、グレープフルーツ、目尻という言葉に対する疑問が最高だった。ちゃんと代案まで書いてくれている。

    最初から最後までめちゃくちゃ面白かった。

  • インパルス・板倉さんの初のエッセイ集だそうだ。これが初の著作かと思ったら、2009年から小説は出していたそうで、全然知らなんだ。ちょっと期待し過ぎたなー。もっと大笑いできるかと思っちゃった。もちろん面白いのも何編かあったけど、思ったほどじゃないというか。牡蠣を吐き出した話や夏休みに大きい棚を作ったらみんなの作品を展示されるものになったという話や中谷美紀としゃべってたボクサーがしずちゃんだったという話等は面白かった。

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著者プロフィール

吉本興業所属。お笑いコンビ「インパルス」のすべてコントの作・演出を手掛けている。2009年、初の小説『トリガー』を発表。その他の著作に『蟻地獄』『機動戦士ガンダムブレイジングシャドウ』『月の炎』シリーズなどがある。

「2021年 『鬼の御伽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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