- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864121620
作品紹介・あらすじ
ケストナーの『動物会議』に始まり、ファンタジー作品や小さい子ども向けの童話、『ちいさいおうち』『はなをくんくん』などの絵本、子どもの本の森に分け入って斎藤次郎が見つけた極上の物語と絵本を紹介するブックガイド
感想・レビュー・書評
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タイトルだけ見ると、良い児童書を紹介してくれる本のようだし、そのために読んでもいいのだけれど、実際には子どもの世界を知るために、児童書が道しるべになるという本だった。読んでない本について粗筋が書かれているのが要注意。一冊、読もうと思った本があったのでそこの部分は、読んでないので実は読了していない。読み聞かせ等で子どもの本に対する反応を踏まえて書かれている部分も多く、全体を通じて、子どもたちを尊重している姿勢で書かれている。
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物語から絵本まで、子どもの本を幅広くとりあげて紹介
ケストナー『動物会議』『エーミールと探偵たち』『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』の次節を今江祥智『優しさごっこ』『山のむこうは青い海だった』『ぼんぼん』が受け、『ペドロの作文』を終章に配した選書から、本書が「子どものために」ではなく「子どもとともに」をコンセプトに書かれた本であることがよくわかる
《子どもの本は、子どもの心を理解する最良の参考書なのかもしれません。》
教育評論家による“子ども発見の書”
「子どもの育ちと法制度を考える21世紀市民の会」の会報『子どもと法・21通信』に2011年から8年ほどなされた連載を単行本化
*『ペドロの作文』(A・スカルメタ×A・ルアーノ/アリス館2004)
1970年代、チリのピノチェト軍事独裁政権下で密かに執筆された心打たれる絵本