今、企業がブランド力を上げる理由

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  • 日経BPコンサルティング
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864430975

感想・レビュー・書評

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  • ニトリ、にんべん他、企業と一部自治体のトップが、それぞれのブランド力を磨いてきた苦労と成功体験を語っている。編著者自身が企業のブランド価値向上をコンサルタントする会社の代表でもある。

    今自分がやっている仕事に何らかのヒントになることを期待して手に取ったが、それは期待はずれだった。日経新聞の「私の課長時代」コーナーをさらに精神論で深掘りしたような内容で、方法論を参考にしようとするとがっかりしてしまう。

    本書で学べたことはある。ブランド価値は自ら考えに考え抜く努力と情熱が必要で、他人を真似ることでは作れないということ、企業を強くする一つの方法として、軍隊のような強固な精神的結び付きが時には必要である、ということ。ただし後者の場合、トップが舵取りを誤ると総崩れになる危険性があるので注意。

  • ニトリとにんべんの事例の話が勉強になりました。

  • "全体的に感じたこととしては、ブランディング、というより各企業のルール紹介のようだ、という印象。
    その中でブランディングとは?を再認識。
    なにか新しく作るものではなく、出来ているものを可視化するもの、と感じました。

    特に印象に残ったのは「にんべん」の例。
    長い社歴の中で作られた「挑戦」「危機対応」「信用」の3ワードが印象的。
    一度、自社の歴史を調べたり、社歴の長い人に話を聞いてみたいと思った。
    価格競争ではなく価値を伝える重要性、という箇所も刺さった。
    物があふれる時代だからこそ商品やサービスへの知識を突き詰める事は重要だと思う。差別化に繋がる。

    カルチャーブックを作っている企業が多い事も驚いた。
    想いを形にする事は本当に大事だと実感。人員が増えても軸がブレてないように。

    あと個々の話で印象的だったのは、以下
    ・塾のアカデミー:板書する時も子供の方を常に向き続ける=生徒の意欲を下げないために
             出来ない子には出来る問題を与えて、褒めるという手法。
    ・ニトリ    :将来なりたい姿から逆算して今の行動を考える


    興味深かったが、まだ実践のレベルまで思考が働かないので読んでよかったかは少し疑問符。
    また時間をおいて読んだら良いかもしれない。"

  • うーん、企業のブランディングのことについて書かれているんだけど、自分に当てはめてどう活かせばいいのかがよく分からない。

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著者プロフィール

株式会社イマジナ代表取締役社長。社団法人グローバルブランディング協会代表理事。London International School of Acting卒業後も海外でコマーシャル、映画製作を手がけながらストーリーテリングの手法を学ぶ。その後、投資部門出向、アジア統括マネージャー等を歴任。日本企業の海外進出を支援するなかで、日本企業に欠如するバックストーリーの制作及びそれを伝える技術の重要性を痛感。企業の文化や独自性を明文化し社内外へ伝えることによる、企業価値の最大化支援をミッションとする。

「2021年 『エンパワーメント・ブランディング 「買わせる」ではなく「ファンにする」戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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