- Amazon.co.jp ・本 (613ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864510608
感想・レビュー・書評
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目覚め、夢見、眠りという3つの意識状態(アヴァスター・トラヤ)の基底に流れる「私は在る(I AM・エホバ)」という意識こそ「真我」。非真我(世界、身体、心、感覚、想念)への同一化から離れ、「真我(至福)」にとどまること。
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3巻から読んだので、感想は多少重複するが、興味深い内容。
マハルシは夢を見ている時のことを頻繁に例えにあげる。
夢の中の自分が真我の自分に近いということだろうか?
何となく、わかるような、わからないような。
悪い夢はどう解釈したらよいのだろう?
夢の中身ではなく、自分の意識状態を指しているのかもしれないけれど。
とにかく真我実現すれば、苦しみはなく、一切が平安のうちにあるという。
問題は真我を見えなくしているエゴか。
真我とエゴの区別って大事な所だな。
苦しみはどこにあるのですか?
というマハルシの問いかけが印象に残る。
考えてみれば、自分の悩みと思っていたことは案外自分の悩みではないことも多い。
例えば、家族の仲が悪いとか、太っているとか。
自分が喧嘩してるわけではないし。
太っていてもそんな自分をなんとも思っていなくて、人に言われるのが嫌なだけだったりして。
そういうことであれば、ストレスの原因からちょっと距離をおくだけでOKのこともありそう。
距離が置けないとしたら、その理由こそが悩むべきポイントのなのかもしれない。
アドラーの言葉にも「他人の悩みを切り離せ」というのがあったような気がする。
全てそれで処理すると薄情者のそしりを受ける可能性があるかもしれないが・・。(^^ゞ
似たような質問もあり、大勢の問いに答えるグルって結構大変そうだとも思った。
繰り返し読みたい本。