自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法

著者 : ティール・スワン 奥野節子

• ナチュラルスピリット (2016年8月17日発売)

感想・レビュー・書評

[ぱくさんの感想 · 2022年3月8日]

まずはじめに，この本に悪はありません。
しっかりと気持ちに寄り添った展開で，自己愛の育み方を学べると思います。

ここから個人的意見ですが，
心理学的なことを期待した身としては，自己啓発感が強くて，ちょっと的外れな感じでした。
あと、少し漂うスピリチュアル感も，個人的に苦手でした。

[ユウロさんの感想 · 2018年6月15日]

この本はもっと読まれていい本。スピリチュアルの域を超えていて、現実的で深い。自己嫌悪に陥ることが多かったので読んでみたら思わぬ名著だった。自責の念はどんな自己虐待よりひどい、と著者はいう。傷ましい虐待の過去を持つ著者が、困難を乗り越えここまで強い自我の女性へと成長したことに深い尊敬の念を覚える。1年に一度、自分へ自分でラブレターを書いて投函する、というメソッドが興味深い。たったひとりしかいない自分。自分だけでも自分を認め信頼できるようになりたい。装丁がスピリチュアルすぎて勿体無いよ！翻訳も自然でいい。

著者プロフィール

精神世界に新風を吹き込む、世界的なスピリチュアルリーダー。生まれながらに透視、
霊感、霊聴などの並外れた超感覚を持っていたために、6 歳から19 歳で逃げ出すまで、
カルト集団に囚われ精神的・肉体的虐待を受けた。自由の身になってからは、トラウ
マ的な過去を乗り越えて自分を愛するためのワークを続ける。現在は、自分が学んだ
ことをワークショップやインターネット動画、出版物やアート作品を通して、世界中
の人たちと分かち合っている。

「2020年 『完了プロセス』 で使われていた紹介文から引用しています。」