繊細さは、これからの時代の強さですーとんでもなく生きづらい世の中でエンパスのパワーを発揮する! ー
- ナチュラルスピリット (2021年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864513906
作品紹介・あらすじ
ベストセラー『喜びから人生を生きる!』のアニータ・ムアジャーニさん第3弾!
やさしすぎて生きづらい、共感力が高くて疲れてしまう「エンパス」の人たちに、現代社会の「強さの定義」に疑問を投げかけ、繊細さという能力のすばらしさに気づき、自分のパワーを取り戻してもらうための一冊です。※生まれつき「エンパシー(共感力)」が並外れて高い人たちのことを「エンパス」といいます。「HSP」(ハイリー・センシティブ・パーソン。生まれつき感受性が強く敏感な気質な人)よりもさらに敏感な人たちです。
感想・レビュー・書評
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一作目、二作目がとても良かったので、三冊目も読んでみました。
最近はずーっと「非二元」にまつわる本を読んでいたので、この本は「繊細さん、繊細さんって、そんなに繊細さにこだわらなくてもいいのではないか…」と思いながら読み始めました。
なにしろ、「非二元」の世界では、繊細さは、個人のストーリーであり、幻でしかないのですから。
でも、どんどん読み進めていくと、やはりアニータさんの言っていることは深くて、人間の生きる力は内側にあることを思い出させてくれるし、元気が出ます。
内側も外側もない、と言うのが「非二元」ですが、一方で、そこまで悟っていない現実にも身を置いているので、やはり外圧に負けそうになることもあるんですよね。
そんなとき、この本は、自分をニュートラルにしてくれる、中道に戻してくれます。
もうスピリチュアルは卒業、と思い込んでいたけれど、なんのなんの、やっぱりこだわりを持たずに、何でも色々読んでみるべきですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022年7月6日読了。
著者の前作2作品は感銘を受けて、ハートがすごく反応したのを覚えている。
今回は主にエンパスや、日本で言ういわゆる繊細さんについて書かれた作品だが、これまでの作品と比べて雑味が増したように思う。
前2作品は、体験した事を謙虚に、ピュアな驚きと共に綴られているというか、翻訳を通しても文章から伝わる生きた躍動感のようなものがあった。
今回の作品は、著者の思想みたいな「組み立ててしまったもの」が、どうしても強く感じられ、最後まで読むのが正直辛かった。
今回良かったのはシャーマンとの会話の
部分だけかな…。
私もエンパス体質というか、霊媒体質のように強烈な事があったりする。参考になるのかなと思って読みましたが残念。(ごめんなさい。)
特に無機質さが伝わってきたのが、エンパスとそうではない人、みたいな線引きや、日常の騒音や人間達のエゴの騒乱を嫌悪する点。それが個人的に嫌でした。
著者が子ども時代いじめられていた時に、導いてくれた内なる声のセリフが、「彼らを怖がらないでください。彼らはあなたより弱いのです。」
私の経験上にはなりますが、内なる声が比較した表現や、二元的な表現
例えば優劣を語ることはないんだよね。
もっと言えば、エンパスとかなんとかもエゴの遊びだし、個性的な部分はあっても自分が人と違って特別だと思い始めたらとんだ勘違いだし、リアリティから遠のいてつまらなくなるね。
わかってる人と、わからない人。
繊細な人と、そうじゃない人。
そんな線引き、楽しくもないし興味もない。
この方、こんな人だっけ…?
商売の人になっちゃったのかな~。