ペテルブルグとレニングラード: 光と陰の物語

著者 :
  • 東洋書店
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864591188

作品紹介・あらすじ

華やかな名所に彩られるかつてのロシア帝国の都は、恐怖政治と戦争の惨禍にも見舞われた。いま荒廃からの復活を誇りながら、語られない暗部を内に秘める名都サンクト・ペテルブルグの街めぐりと三〇〇年の歴史。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宇多先生は既に何冊もペテルブルグについて書かれている(ペンネームの小町文雄名義も含める)ので、重複する部分は多い。社会主義のレニングラード時代は大っ嫌い!が徹底していらっしゃる(が、もう少しここのあたりを詳しく知りたい気はある)。現在のピーテルは、ガスプロムとゼニットに席巻されているが、それに関しては見どころはないとお考えなのだと思われる。
    目新しいところで、ロマノフの妃たちは父称がフョードロヴナだらけ(アレクサンドラ・フョードロヴナ、マリヤ・フョードロヴナ等)だが、その理由が書かれていた。なーるほど。
    それからぺテルゴフのモンプレジールは小さくて何が凄いのか今までわかっていなかったが、歴史を知るとまた見方が変わってくる。
    そういった豆知識が沢山あってよい。
    ただ、やっぱりロマノフ中心であるのは否めなくて、レニングラード封鎖についての博物館の案内についてはもう少し厚く記されていたらなあと、ちょっと残念(全体のバランスは悪くなるかもしれないが)。

全1件中 1 - 1件を表示

宇多文雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×