【小説2巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘2」

著者 :
  • TOブックス
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864723473

感想・レビュー・書評

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  • 周回組です。
    この巻、いろんなレシピとか試行錯誤の場面とかが出てくるから、個人的に結構好きです。けれど物語自体は動いていて、マインの体調がどんどん不穏になっていきます。

    なにげに巻末のエーファ視点、ギュンターのこの言葉がどんどんこの先に繋がっていくわけで、ここが始まりか〜とちょっとうるっとしました。

  • 面白かったです。商才を発揮しベンノと対等に交渉するマイン。人の使い方も上手です。
    子どもとは思えないマインの博識さに変だと感じるルッツ。
    「…お前、誰だよ」
    とうとうルッツに訊かれてしまったマイン。事情を説明してルッツが望むなら消えてもいいと言いますが、ルッツは「オレのマインはお前でいいよ」と。くぅぅーとなってしまいましたよ(笑) ルッツ、本当にいい子だ!

    そして、マインのことを周囲が怪しまないのは何故かと思ったら、突拍子もない行動をとると思われているギュンターお父さんの子だからなのですね。受け入れられているなら良かった(笑)


    すぐ熱をだすマインが実は“身食い”という病気であることが分かりました。そしてその病気を治すにはとてもお金が必要だということも。
    突然身食いで倒れたマイン。続きは次巻へ。

  • ルッツが、本当のマインを知る。
    けど、ルッツえらい!がんばれ!

  • 紙作り、マインが生きる世界の常識、商人の常識と戦う巻
    紙作りの工程参考になります!私も牛乳パックからハガキサイズの紙作ったなぁ。
    あと、ルッツの努力と心根が優しすぎる。カルラもぜひルッツを認めてあげてほしいな…。
    (Web版読了済)

  • ルッツが好き!とってもかわいい!
    基本皆良い人なのが、ホッコリできる本です。

  • 本を作るにも紙が高すぎて作れないマイン。でも紙を作るにも道具がない。その道具を作るための道具もない。本を作るための紙を作るための道具を作るための道具がないという状況で頑張る話。
    マインの頑張っているところが好き。

  • Audibleでハマり始めた『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘2」』(香月美夜)。


    【自分の知る人物ではない、コイツは一体誰だ】という疑念を周りに少しずつ思われ始めるソワソワ感や、


    【ビジネスが成功するか】というソワソワ感。


    【自身に巣食う病がいつ暴走するか】という事からのソワソワ感。


    始終落ち着かない形で聞いてました。


    命に関しては『私の夢はスイスで安楽死 難病に侵された私が死に救いを求めた三十年』(くらんけ)で重みを感じて間もない心理状況なので余計にソワソワする。


    主人公どうなっちゃうんだろう…。

  • 紙を作って商人見習いの内定と髪飾りでギルド長とのあれこれ
    そして熱で倒れるまで


    マインは初トロンベですね
    タウの実に熱を吸い出されるような感覚の描写がない
    実を熱く感じてるのがそれだろうか?


    マインの異常な知識への違和感を抱くルッツ
    追求されたマインの覚悟
    それにしても、マインの前世というか知識の由来を知っている人間は希少
    後に知る人も含めて、ルッツ、ファルディナンド、ジルヴェスター、カルステッドの4人
    その中でもルッツはマインが自ら話したという存在という特異性
    全てを知った上で受け入れる度量の広い人間だよ、ルッツは


    ギルドで地図を見たときの説明
    「隣の領地の街と比較的近く、領主同士が仲良しなので、行き来が盛んらしい」
    フレーベルタークですねぇ
    あと、ベンノさん視点でも親戚の関係でフレーベルタークという単語が出てくる
    こんな序盤から既に広大なユルゲンシュミットの地理が想定されていたのですねぇ


    エーファ視点の書き下ろし
    マインは以前から夢の話をしていたというね
    なので、転生というよりは前世の記憶を完全に思い出して、自らの未発達な自意識を、本須麗乃だと思いこんでいる意識に再構築した
    という状況なんですよね

    次が1部の最終巻
    泣く準備は整ってますよw

  • 紙作りが本格スタート、その途中でルッツに正体見破られて受け入れられて、ギルド長と孫娘フリーダ登場、髪飾りで一儲けしてベンノから怪しまれるも切り抜けたと思ったら身喰い発生。マインはともかくルッツやトゥーリ、フリーダも年の割にはずっとしっかりしてる。子供ながらお仕事も一応あるからなのかしら。

  • 多分今回5回目。読み返すたびにここはあの部分の伏線だったのかと思う。
     今回はP15。原料の栽培に思いを馳せるマインに「簡単に育つ木はあるよ」と言い切るルッツ。これって「ニョキニョッキ木」のことだよね。うーむ、深い。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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