黒猫茶房の四季つづり ~僕と偽執事と職人のこしあん事情~ (TO文庫)
- TOブックス (2015年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864724272
作品紹介・あらすじ
普通の大学生・波多野が黒猫に誘われて入った小さな茶房。そこで執事風のイケメン店長・杉田と美味しい和菓子に魅了されるも、高級カップを割って事態は急変。ヤクザのように豹変した店長に、奴隷待遇のバイト契約を結ばせられる!しかも、店は冷徹頑固な和菓子職人・井上から偏屈な常連客まで、曲者だらけで…。城下町の片隅で繰り広げられる、行き場のない男三人と猫一匹の、お菓子な日常を召し上がれ!
感想・レビュー・書評
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ありそうで無さそうな日々を綴った作品でした。
軽く読めるのでよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
抹茶味でこしあんの和菓子しか出さない黒猫茶房を舞台に、店長の杉田、職人の井上、そしてバイトの波多野が繰り広げる日常のやり取りが面白い。
少女漫画のような設定に世界観をイメージし易く読み進める中で場面に入り込むことも。 -
イケメンの店長。抹茶味、こしあんの和菓子しか作らない職人。そんな黒猫茶房でバイトを始めた大学生。彼らの日常をめぐる一年。軽く楽しく読めた。でも、バイトを始めるきっかけや時給の取り決めがアコギすぎる。それでバイトを続けるってバカなの?とすら思う。普通にバイトを始めるだけで、この話はもっと楽しめたのに。
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こんな茶房があったら行ってみたい。
そう思わせられる素敵なお店だと感じました。
多少偏っていても、こだわりがあるお店っていいですよね。
オンオフの差が激し過ぎるイケメン店長と働くのは大変そうですが。
店長もお客さんも曲者揃いですが、付き合いが長くなるにつれて見えてくる人柄。
実情がわかると、同じ言動でも見え方が変わってくる。
なんだ、みんな悪い人じゃないじゃない。
一人重要人物かなと思える人が、終盤にちらっとだけ出て終わってしまったのが気になる。
続編があるのかな。 -
21.03.01
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偶然降りた駅で、黒猫に誘われて入った茶房。
そこは1月に1つだけ、抹茶味のお菓子を出す場所。
猫茶房? という感じですが、これはこれで行きたい。
どんな感じで、どんな味なのか興味があります。
四季で、連続4話。
職人以外は…いや、職人が一番マシなだけであって
よく言えばマイペースな人しかいない気がします。
一番怖いのは女、でしょうか?
いやでもこのタイプ、そうそういない??
場所が場所なだけに、美味しそうなお菓子の描写があって
うっかり何か食べたくなってきます。
意外な交流関係がでてきたり、最後にはお店の前に
見知らぬ客(?)がいたり…。
話の流れとしては、多分あの人、のような気がしますが。 -
個性的なキャラメインのキャラ小説。
さらっと読めるけど、特筆すべき要素が無いので、もうちょっとキャラ一人一人を深く描いて欲しかったかな。