Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ! IоTの活用により、たった3年で「未来のファクトリー」となった町工場の構想と実践のすべて

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  • 三恵社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864878654

感想・レビュー・書評

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  • やっぱ今の日本の現状を鑑みると、AI,IoTを普及していくためのデータ取りから取り組んでく必要があるなぁと思った。
    ラズパイせっかく買ったしこんな情勢だし動かしてみようかな。

    以下、印象的なシーン
    ・3日前のデータは不要
    AIってやっぱ推定器だから、過去の結果を予測するのは簡単だけど未来を正確に予測するのは難しい。こういうことからもデータは新鮮な方がいいよね

    ・センサーを生産設備に割り込ませない
    生産設備のデータを取るために改造して設備が止まってしまうようでは本末転倒。市販のセンサをタイラップで巻きつけるとか見た目は不細工だけど取り外しも簡単だし質に目を瞑ればいろいろ情報は集められそうだ

    ・IoT化成功のキーポイント
    i)明確な目的
    とりあえずじゃなくそれを使って何を達成するのか
    これはいろんなことに応用できると思う
    ii)運用を重視
    シンプルでスモールなスタートを切り、現場とのコミュニケーションでより良いものに改善していく
    iii)データの種類を適切な規模にとどめる
    データが多けりゃいいってもんじゃない。
    まさにスパースモデリング

  • 予算がないので、知恵と工夫でハンドメイドなIoTを実現されている奮闘記。
    出来ることからやってみる姿勢と行動力すごい。
    研究テーマのヒントがたくさんありそう。

  • IoT化は必要な範囲でやれるところからスタートすればいい。やりようはいくらでもある。

  • P65 できる目標ではなく必要な目標

  • 請求記号 509.6/Ki 39

  • センサー等のIoT技術を活用してどのように現場課題を解決していくのか・・・具体的なアプローチや直面した課題と解決策が語られており参考となった

  • これまでのシステム開発では食えなくなったSIerが仕切りと「IoT!IoT!」と叫びまくっているせいか、IoTというのはこれまでの基幹系システム等と同じように極めて高額な世界かのように思われている節があるが、様々な市販センサーデバイス、SORACOMのような安価な通信回線とプラットフォーム等を利用することで、IoTは本来は軽微な投資から始められる領域である。

    本書はトヨタ自動車の一次サプライヤーとして、エンジンやトランスミッション等の幅広い部品を生産する年商150億円の旭鉄工において、いわゆる生産工場のIoT化=スマートファクトリー化を、極めて少額・軽微な開発から推し進め、飛躍的な生産性の向上を実現し、最終的には中小企業向けのソリューションとして外販による収益化にまで繋げた取組が惜しむことなくまとめられている。

    最初はシンプルに安価なレベルからまずは機能を実装してみるだけでも、これまで見えていなかった現場のムダやサイクルタイムのばらつき等が可視化される。それが、従来から生産現場で行われている伝統的な改善の仕組みと結びつくことで、デイリーで少しずつ問題が解決されていくという仕組みは極めて汎用的なIoT化のプロセスとしての学びが大きく、非常に面白い。

    個人的にはこういう本を前から求めていた、というくらいワクワクした一冊。

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著者プロフィール

1971年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。現在、国立ハンセン病資料館学芸員。著書に、『「忘れられた日本人」の舞台を旅する 宮本常一の軌跡』(河出書房新社、2006年)、『駐在保健婦の時代 1942-1997』(医学書院、2012年)、『宮本常一を旅する』(河出書房新社、2018年)、編書に『大江満雄集 詩と評論』(共編、思想の科学社、1996年)、『癩者の憲章 大江満雄ハンセン病論集』(大月書店、2008年)がある。

「2017年 『来者の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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