短編を七つ、書いた順

著者 :
  • 幻戯書房
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本棚登録 : 75
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880473

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  • 短編。

    友人との食事、バーと、1日に何度も会った父。
    男2人、小説のアイデア、バーにいた美女。
    花柄のTシャツとカメラマン。

    コーヒー屋さんで再会した同級生たち。
    男2人、過激なサービスのスナック。
    昔プロデュースしたホステスとの再会。
    小説の中の小説。

    コーヒーショップでのやり取り多めお話。

  • 初めて読んだ片岡義男、ニューヨーカー短編集のような都会生活のさらっとした感じ。七つの短編が余韻を残していく

  • 独特の雰囲気の世界へ引き込まれる短編集。
    各々のストーリーの中で繰り広げられる会話のキャッチボールが、日本の設定のはずなのに西洋風に感じられる不思議な雰囲気を醸し出しています。それぞれ独立しているのでどの話からでも読めます。7つ目の話は短編にもかかわらず再帰法になっていて秀逸。
    また、度々コーヒーを飲むシーンが登場するのも気に入った点の一つです。

  • 034

  •  若い頃、角川文庫、赤い背表紙の、出る度買っていたから、今でも、片岡義男は、心地よさで一杯にしてくれる。
     

  • 作家生活40周年だそうです。
    片岡氏の小説と言えば「オートバイ」が私のイメージなのですが、この「短編集を七つ、書いた順」はまた違う感じでした。
    書き手も読み手の私も少し年を重ねて、見える世界が変わったのかもしれません。でも好ましい短編集でした。

  • タイトルの通り、7つの短編が収録されている。サクサク読める感じが良い。あまり深く考えず、読めるのも良かった。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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