スパイダーマン:ウィズ・グレート・パワー (MARVEL)

  • ヴィレッジブックス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864910200

感想・レビュー・書評

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  • スパイダーマンのオリジンの中の、「はじめはTVショー・プロレスに力を使った」という原点において2ページに満たない部分をふくらませて、学校で立場が低かった子が大きな力を得たときにどうするのか、ということを描き出した作品。試みは非常に興味ぶかく、自分勝手に振る舞う中に見え隠れする将来のヒーロー像、みたいなところの表現はうまく行っているように思う。しかし、プロレス団体と悪い大人、なんて部分はリアルといえばリアルなのかもしれないが、どうもそこの要素を葛藤する少年であるピーターを利用する形の中でうまく落とし込めていないように思った。少年らしい葛藤なのか、悪い大人たちに利用される問題なのか、焦点がぼやけてしまったようで残念に思った。
    なお、スパイダーマン初登場号である「アメイジング・ファンタジー」の#15が掲載されている。他の邦訳本にも掲載されているのだが、本作にはスパイダーマン以外の話も掲載されているので資料価値は高いかもしれない。昔のヒーローコミック以外を読みたければぜひこれを。

  • この物語って、ここで終わっているのは、ものすごい悪意ある終わり方ですよねぇ。
    特に、最後のシーンのニュース。この後、おじさんの死を通して、どうしても「正義」と向かい合うことになります。

    でも、ある日急に、スーパーパワーが手に入ったら、おかしくなるわなぁと思います。 ピーター・パーカーは、本当に普通の人なんですよ。まあ、ちょっと調子に乗りすぎるところはありますが。

  • 娯楽作とは言い難いけど、空白期間のリアルな埋め方はさすが。いい役のFFが救いになる。併載作はなかなか読まない話なだけに興味深かった。

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