- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864941396
感想・レビュー・書評
-
かつて存在した女子プロレス団体「全日本女子プロレスリング」に所属していた女子プロレスラー、およびその関係者へのインタビュー。タイトルにもある通り、いかに全女が「狂っている」かが良くわかる一冊。
当方は男子も女子も含めプロレスには全く興味がないのだが、それでも長与千草、マッハ文朱、ブル中野等々名前を知っている女子プロレスラーが本書には多数登場することからも、当時の女子プロ全盛ぶりがわかるのだが、その当時のドイヒーな裏エピソード当事者の口から惜しげもなく語られるのは、やはり著者である豪ちゃんのプロインタビュアーとしての実力であろう。
当時女子プロに熱中していた人は全員必読の書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全女の凄さがわかるインタビュー集。
令和の時代にはありえないんだろう、と思いつつ、
選手の取り組む姿勢とかは変わらないところもあるのかも。。 -
やっぱり松永兄弟はおもしろい
-
とにかく全女の最盛期の内情が吉田豪氏の巧みな話術で詳らかにされているのが素晴らしい。歴史の証人であり、当時の全女を知ってる人はもちろん、全女を知らない人でも読み応え十分だし、何せ今だから話せる真実に驚いてばかり。とにかく”全女”というワードに興味がある人は必読。
-
吉田豪 『吉田豪の “最狂”全女伝説』も読了。
最強にして最狂だった全女所属選手の赤裸々な過去を聴き取った吉田豪のインタビュー集。
全体の2/3は3年前に読んでいたのだけど、ラスト近くで再登場するブル中野とミミ萩原のインタビューを読むのがもったいなくて3年間ねかせてた。
ねかせている間に
柳澤健
『1984年のUWF』
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』
田崎健太
『真説・タイガー・マスク』
という絶妙な補助線となる作品が読めたのは収穫。
お陰で全女=全日本女子プロレスが如何に「狂った」団体だったかを再認識出来た。
全女の練習内容を聞いて佐山サトル=初代タイガー・マスクは
「オタクの社長は頭がおかしい」
と言い切るし、
鬼軍曹と呼ばれた山本小鉄が道場でビシビシにしごいていた時期の新日本プロレスの若手が全女と合同練習したら新日の若手が次々とリタイアした
というエピソードがてんこ盛り(笑)
極め付けが全女のバッド吉永がキックボクサーとの異種格闘技戦後に言った言葉と、団体対抗戦で豊田真奈美が言い放った言葉が‼️
トンパチにもほどがある(笑)
そりゃあそんな全女が団体対抗戦したら瞬殺で勝ちますわ(笑)
映画好き的には『カリフォルニア・ドールズ』に出演したミミ萩原へ生じたグリーンカード取得未遂話が最高でした!
#吉田豪 #最狂全女伝説 #ブル中野 #ミミ萩原 #カリフォルニアドールズ -
吉田豪による往年の全女の選手へのインタビュー集。
対抗戦時代より前の選手も含めてインタビューしており、全女がいかにでたらめだけれど愛すべき団体だったかということがよく理解できた。