- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865281156
作品紹介・あらすじ
内田樹、姜尚中をはじめとする講師陣が、中高生に向き合っているからこその本音で、日本の問題点を語りました。経済のこれから、憲法の考え方、日本史の真実、宇宙の現在、そしてコミュ力まで、これ一冊でいまの常識(のうそ)と現実が見えてくる。白熱1800分!
感想・レビュー・書評
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「世界とつながる生き方」同様、桐光学園中高の生徒向けに行われた授業20回分。こちらの方が先に出版されているが、見逃していたため、ネット注文でしばらく待って購入。さらに、ぼちぼち昼食取りながら読むなど、ゆっくり2ヶ月ほどかけて読了。したがって、最初の内田先生の話とか2番手の斎藤環さんの話なんて全く記憶にない。いま、ちらっと見直すと、内田先生が思い出の授業に、丸山圭三郎先生のソシュール言語学演習をあげているのがまたおもしろい。金森修さんが水俣の話をとりあげていて、ちょうど「100分で名著」では「苦海浄土」をやっていた。それから、ブルーバックスの「人工光合成」を読んでいたら、こちらではホンダ-フジシマ効果の藤嶋昭先生が登場した。シンクロしている。建築のこともいろいろ読めたし、姜尚中、長谷部恭男、宇野重規、金子勝、白井聡、湯浅誠、などなど社会のことも勉強になった。たぶん。そして紅一点、田中優子さん。まあ、何とも贅沢なことだなあ。それから、ダークマターの話とかもやっぱり面白い。
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分厚くて字も小さいので、読む前は骨が折れるなと思ったけど、おもしろいひとの話はめちゃくちゃおもしろかったので、そんなに苦もなく読了。内田樹さんのところを一番に持ってきたのは正解やと思う。
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最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
受験勉強しているわけではないのですが)
そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
なので割と気に入っています。そこで読み終わった
今回のこの本。
川崎の桐光学園高校に様々な
論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
こんな高校生はとても幸せだと思いますが
多分自分が高校生だったときはあまり興味を
覚えなかっただろうなあと思います。
でも、それでもそういうことを言っていた人が
いたなあとかすかに覚えていたり、そのうちの誰かの
話す内容に衝撃を受けたりすることが少ない確立でも
あったら、それって素晴らしいことなのではないかと
思います。
内容的には、とても知的な好奇心や問題提起がなされて
いてとても面白い内容です。おっさんがよんでも
とても勉強になり、感動し、納得し、面白いと
思える本です。
ぜひともいろいろな人に読んでほしいと思います。
やっぱりとりわけ若い人に読んでほしいと思います。
高校生でなくても、大学生や社会人でも。 -
今の学校のあり方。
生まれた地を捨てさせ、必要とする人との縁を切らせ、あとに何を残していけるのだろう。