物語を一人称で語るビブリオトーク

著者 :
  • あいり出版
3.40
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 40
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865550993

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ビブリオトークというものを、実際に見たこともやったこともないのであるが、作品をよりよく自身の血肉とするだけでなく、他者へ本を薦めるということにより、作品自体に対しての深い理解への一助となるのであろう。
     この本については特に物語を一人称で語ることにより、普段あまり意識していない人物の心情に対しても認識を移すことがより可能となろう。
     他にもこの著書のビブリオトークに関しての本があるので読んでみるか。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1433075

  • 神戸親和女子大学の笹倉剛先生の、ビブリオトーク シリーズの7冊目の最新刊です。語り手が「私は」と語る一人称形式と、「誰それは」と語る三人称形式の違いについてビブリオトークで掘り下げた野心作です。
    https://www.honzuki.jp/book/313104/review/284745/

  • 図書館新刊コーナーで借りてみた。
    ビブリオトーク、と言うのを初めて目にしたので気になった。

    物語を一人称で選ぶという考えが新鮮だった。
    個人的な意見としては、低学年向けの物語が割と三人称視点が多いので、必ずしも一人称が読みやすいわけではないと思う。作品や読者によると思う。
    でも、「一人称が読みやすい人がいる」という可能性は覚えておきたい。

    一人称が共感しやすいという意見のほか、「語り手”私”に焦点を合わせ読むように誘導される仕組み」というのは考えたことがなかった。
    なるほど、これから気にしてみたい。

    「むかつく」「うざい」で何でも片づけることの説明は、とても共感できた。
    怒りを表す言葉のバリエーションが少ないことで、「ちょっと不愉快」も「怒髪天を衝く」も、「むかつく」になってしまう。
    言葉で裏付けられた結果、どちらも似たような行動(暴力行為とか)につながる可能性があるというのは、少し前に読んだ『ルポ誰が国語力を殺すのか』で強く感じたことだ。

    紹介されている本は、読書案内として役に立った。

全5件中 1 - 5件を表示

笹倉剛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×