ブルクミュラーで指揮法入門

著者 :
  • アルテスパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865591941

作品紹介・あらすじ

ピアノ初心者向けのピアノ教本の超定番、ブルクミュラー《25の練習曲》。
誰もが知っているこのピアノ教本を使った、まったく新しい指揮法教本が生まれました。

指揮法の学習において、もっとも苦労するのは、オーケストラや合唱団など、
自分の指揮に合わせて演奏してくれる人たちを確保するのがむずかしいこと。
そして、指揮の練習にいたる前の譜読みや楽曲分析に時間がかかることです。

しかし、ピアノを勉強した人なら一度は練習したことのあるブルクミュラー《25の練習曲》なら、
ピアニストがひとりいれば、指揮の練習が成り立ちます。
楽曲の構造がシンプルで、わかりやすいタイトルも付いているので、音楽をイメージしやすく、
指揮者の基礎訓練として必要なアナリーゼの勉強にもなります。

そして、この《25の練習曲》を子ども向けのピアノ教本とあなどってはいけません!
ベートーヴェンやシューマン、ショパンなどから受け継いだ西洋のピアノ音楽の精髄を、
これから音楽を学ぶ子どもたちに伝えようと、ブルクミュラーが苦心して編み上げた一級の芸術作品なのです。
この25曲をていねいにひもとくことで、音楽史や音楽理論などの教養も、いつのまにか身についているにちがいありません。

序文は『バイエルの謎』(新潮文庫)、『唱歌と十字架』(音楽之友社)の著者として知られる音楽学者・安田寛さん。

指揮を教える先生や学ぶ人たちだけでなく、ピアノの先生や学習者にもおすすめのユニークな指揮法教本の誕生です。

著者プロフィール

愛知県蒲郡市に生まれる。
国立音楽大学卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科修了(器楽:ユーフォニアム専攻)。
ウィーン音楽大学指揮科に学ぶ。指揮をU.ライオヴィッツ、山岡重信、高階正光、和声を新実徳英、古楽奏法についてスヴェン・ベリエル、ユーフォニアムを三浦徹、大石清、トロンボーンをカール・ヤイトラー(ウィーン・フィル)の各氏に学ぶ。
2002年に新しいコンセプトによる金管楽器のグループ「アンサンブル・ペガサス・トウキョウ」を結成し、これまでに国内での演奏会のほかにチェコ、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデンで数多くの音楽祭等に招かれ、公演をおこなっている。またヨーテボリ大学とオスロ音楽院では「古楽奏法」にかんする公開セミナーもおこなった。
2016年、新実徳英の《神はどこに?》A.E.59の吹奏楽版編曲をおこない、東京ウインド・シンフォニカ第5回演奏会にて初演。その編曲版を2018年に東京ハッスルコピーより出版。
著書に『新版学ぼう指揮法Step by Step』(アルテスパブリッシング)、CDに『A Flourish of Brass ブラスの花束』(山本訓久指揮、アンサンブル・ペガサス・トウキョウ、Musica Residiva, Sweden)、『ホルスト:組曲第1番(原典版)ほか』(山本訓久指揮、東京ウインド・シンフォニカ、Cryston)などがある。
東京学芸大学教授、国立音楽大学講師、放送大学講師。東京ウインド・シンフォニカ音楽監督。

「2018年 『ブルクミュラーで指揮法入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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